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老人の異世界散歩  作者: 浦見 比呂
王国編
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食肉供給

「相変わらず力がおかしいですねぇ・・・」「魔力がたくさんありますからね」

サリーさんが若干呆れた声を発した。


「食肉の需要は多くあります。最近では引きずって歩いてる姿が名物みたいになっていますよ?」ニコニコ


「名物というかあれは特売前にワクワクしているだけでしょ?」


俺達が最近狩りをしているのは食肉になる類の魔物である。

魔物の皮膚は引きずって傷がつくような強度ではないため毎度それぞれ両手に一匹づつ持って帰ってきているのだ。(赤鬼だけは持てるだけ持ってくる)


最初の時は住民の皆は恐々と見ていたが次の日に肉の特売セールが実施されるのを知ってからは特に主婦と子供達は目をキラキラさせてこちらを見る様になった。


「私もその一人ですね」ニコニコ

サリーさんの声を聞いて。

「俺も」「「「俺達も」」」「「「ご馳走様ぁ!」」」ギルドに併設されている食堂で昼間から飲んだくれている冒険者がジョッキを掲げながら言ってくる。


「てめぇらは働けや!」俺はそれだけ言って無視をした。


「ビッグボア10匹討伐確認しました。金額は金貨10枚になります。」

10枚の金貨がカウンターに置かれた。


「換金終わりっと」

金貨を手に取って食堂に行こうとしたら


「待ってください。ギルド長室でギルド長がお呼びです。」

そう呼び止められた。


「わかりました。行ってみます。」

と片手を上げ俺達はギルド長室に向かった。


ギルド長の部屋のドアをノックしてすぐ入っていく。


「何かようか?」

勝手知ったる他所の家状態である。


「はぁ・・・お主等に会いたいと王都からこちらにこの国の将軍が来ている。今領主の館に滞在して居られるから会いに行くぞ。」


「え?嫌だけど?」

俺は拒否した。


「そう言うと思ったわい。その方から言伝を貰っている。『ヒノカグツチ特務武人部隊隊長中島の命令である』とな?これでわかると仰っていた。」


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