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老人の異世界散歩  作者: 浦見 比呂
王国編
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一件落着

俺達が建物から離れた後、数分後建物からトニーがニコニコの満面笑顔を携えて出てきた。誰からも好かれそうな笑顔の小太りなトニーは人知れずどこかへ歩いて行った。


俺達は建物から出た後孤児院に戻った。

俺達が戻った頃に丁度起きたのか意識を失っていたレンと残り二人の男の子も起きており年少の子供達に囲まれていた。


「おっ、起きたのか身体は大丈夫そうか?」

そこで、前も喋った年長の男の子が返事をした。


「はい、痛みはありそうですが大丈夫だそうです」


「ならいいが、無理をさせないようにな」

俺の言葉にちびっこ共が

「「「「「わかったぁぁぁ」」」」」

と言い笑いに包まれた。


ここで衛兵に呼ばれ俺達は空室に入った。

机と数席のイスだけがある。俺達はそれぞれイスに座った。

「当事者のあなた達には伝えるように言われたのでお知らせします。孤児院の運営者であるイリアと商会会長が購入したとされている娘ライラの両名ですが、帝国の者ではないという確証がつきました。ルリ殿の証言と隊長が商会で調べた資料により今回の件では利用されていたと判断され、しばらく監視は着きますがこのままこの孤児院の管理と管理補助という形でギルド運営の元、孤児院に居てもらうことになりました。」


それを聞いて瑠璃は一言返した。

「そうよかったわ」


「これからは私達治安部隊の衛兵が二人ほど常駐する形になりますのでよろしくお願いします。報告は以上です。」

そういって頭を下げ、衛兵は部屋から出て行った。


「なんか俺達が孤児院に来ることが当たり前みたいに話されたが何でだ?」


「わたしは来るつもりだからちょうど良かったけれども」


「まぁ自由に来ていいですよって言われて断る理由もないか」


「とりあえず、あなた達まだ孤児院の誰にも自己紹介すらしてないじゃない?これから買い出し行って夕飯って予定なのに我が物顔で孤児院にいるのはどうかと思うわ。手伝う前に自己紹介しなさいな。」

瑠璃は立ち上がりながらそう言った。


「そういえばそうだったわ。子供の名前覚えれないから自己紹介好きじゃねぇんだよな」


「わしはすぐ泣かれるから子供が苦手だ」

俺と赤鬼はそう言いながら立ち上がる。



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