↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
老人の異世界散歩  作者: 浦見 比呂
王国編
53/157

サイド ルーデルク老人会 3

そこには12本の足が立っており、長さは様々ながら一か所を中心に円になっている。


「誰かできるか?」

大隊長がそれとなく聞いてきた。


「無理じゃな」「できませんな」「私もできません」

三人共首を振りつつ否定した。


「だろうな、後から並べるならば異常者がやりそうだがこれはそのままだな」

六人すべての死体が輪切りにされながら身体の部位が下から順番に外側に広がっている。


「なぁギルド長?」「なんじゃ?」


「そいつ等まともか?」「今のところ少々問題は起こしているが普段は大草原の時以外はまともじゃな」


「ラルフとしてはどうだ?」「個人的には期待をしておるの」


「そうか。今はまだ精霊の木にいるんだよな・・・後1ヵ月面倒見てやれ」


「ふむ・・・了解じゃ」

ギルド長と大隊長の会話は終わった。


「さて、本来の目的に戻るか。この商店を四人ですべて物色するにはさすがに手が足らん。俺の命令で軍の幹部を呼んで手伝わせる。死体処理は軍の中堅に任せる。部隊長の奴らの良い精神訓練になる。この部屋にある物はある程度俺達で精査して集めるぞ。」

「「了解しました」」「了解じゃ」


それから私達は2日ほど徹夜で様々な書類確認をし、商店の残りの作業をそれぞれの部下達にまかせ商店を出た。

解散する前に大隊長が呟いた「40年前の襲撃から続いていたとはな・・・」この一言がどうしても耳から離れない。


「手が足りなかったとは言え。治安部隊を預かる身としては情けないものだな」

私達はそれぞれの持ち場に戻り、これからの粛清の指揮を取らねばならない。


「少し平和に慣れてしまっていたか、気を引き締めねばな」

そう決意し、治安部隊本部に向かう。









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。