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老人の異世界散歩  作者: 浦見 比呂
王国編
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サイド ルーデルク老人会 2

すべての書類を回し読み三人共確認し終えて書類が机に戻される。

「ここがこの書類が持ち出された場所か?」

眉間に血管を浮かばせながら大隊長が三人を代表して聞いてきた。


「はい。本日この商店が運営する孤児院にて誘拐事件が起きました。冒険者のルリ殿がそれを解決したのですが、その書類を持って帰ってきました。」

私はギルド長を窺いながら話をした。

「あの小娘か・・・」「あの娘か・・・」

ギルド長と軍隊長が呟いた。


「何だ?ギルド長はまだしも軍隊長も知っておるのか?」

それに対してギルド長が答えた。


「数日前に報告を上げたであろう?妙な三人組が他国から入って来たと」


「あの草原で魔法を使って殺し合いしていた奴らか」


「そうじゃ、その中の一人じゃ」

それを聞いた大隊長は私に目で続きを促した。


「書類を確認したところ内容が内容でしたので部下にお三方を呼びに行かせ来て頂いた次第です」


「そうか、ご苦労だった。しかし、なぜ換気をしていない?死体ぐらいは運び出せただろう?」


「それは治安部隊の衛兵では・・・汚してしまうと思ったからです」


「「「???」」」


「中を確認して頂ければ理解できると思います」


「よくわからんが、とりあえずこの書類があった部屋まで行ってみよう」

大隊長の言葉に他三人は頷き奥へと向かった。

会長の部屋へ続く通路、通路から中が見える部屋すべてどこもかしこも死体が散乱していた。

「これは・・・」「なにが・・・」「さすがに・・・」

お三方はその光景を見て驚いていた。


「衛兵隊には荷が重いの・・・軍から後ほど人を手配する」「「了解しました」」

大隊長に言われ私と軍団長は返事をする。


ギルド長はというと

「あの小娘は加減を知らんのか・・・」とブツブツ言っていた。

そうこうしている内に会長の部屋まで来た。

会長室の向いにある部屋を大隊長が中を確認して一言呟いた。


「死体を見るに囲まれた状態で六人倒したのか」


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