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老人の異世界散歩  作者: 浦見 比呂
王国編
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解決

「そうか。怖くなかったか?」


「先生とライラ、それにレンも助けなきゃって必死でそんなことは思いませんでした。」

「俺もそんな感じ」「同じ」


「そうか。分かった。」

そこまで話して孤児院の中にいた子等が「「「「「「にいちゃあああ」」」」」」と号泣しながら飛び出してきた。起きている三人とまだ寝ている三人に縋りつき六人は揉みくちゃにされて一時騒然となったが、年長の女の子達と騒ぎを聞いた近所の人達、年長組が来ないことが心配で見に来た奉公先の人達の手を借りて収まった。その時に俺は近くにいた人に治安部隊に通報をお願いしておいた。

近隣住民の通報で駆け付けた衛兵達が到着してすぐ隊長は隊員達にそれぞれ指示を出した。その後、俺が隊長に詳しい事情を話していると瑠璃が帰ってきた。その後ろには顔を真っ青にしている二人がいる。


「おお!今話を聞いていた所だったんだ、三人共無事でよかった!二人は顔色が悪いな・・・酷い目にあったんだ、そちらで休んでなさい。ちょ・・・ごほんっ!ルリ殿はこちらで話を」

と隊長であろう人物が女性衛兵に目で指示を出しながら場所を示した。


「あら、名前を知っているのね」


「はははは、あの時草原での魔法の打ち合いを見たものは三人の事は皆知っていますよ。」

俺達三人は顔を紅く染めた。


「とりあえず最初に一つだけ教えてください。相手は「全滅させました」そうですか、予想はしていましたが・・・」

そこで瑠璃はスッと紙の束を差し出した。


隊長はそれに目を通していく。

「ふむ、帝国ですか・・・私が直接呼ばれた意味がわかりました。ご協力ありがとうございました。」

それだけ言って紙の束を懐にしまった。


これで俺達の今回の事件は終わりのようだ。これから先は御上の仕事だ。しかし、先ほどから気になる・・・。瑠璃は扇子を持っているのだ。先ほどから扇子で口元を隠しながらしゃべっていたが襲撃先で手に入れたのだろうか・・・。











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