介抱
「いらないわ。あなた達はこの子達の治療をお願い。任せたわ。」「「了解」」
瑠璃はそのまま塀を飛び越え庭の外へ出て行った。
俺達は坊主達を介抱しようと近寄ると孤児院の中から視線を感じた。
「俺達は昨日も来たが、瑠璃の仲間だ!お前らの兄ちゃん達のケガの手当をするからな」
一応大きな声で中の子達に聞こえるように言った。
俺達はそれぞれポーションを飲ませたり(試しに実験しようしてと買った)、緑色の軟膏を塗ったり(試しに実験しようしてと買った)、ただの布にしか見えない包帯(軟膏と一緒に買うことを勧められた)をつけてやったりした。
それから10分ぐらい経ってポーションを飲ませた奴らが起き出した。
(効果あるのか)心の中でそんなこと思っていると一番年長っぽい子が声をかけてきた。
「あの、手当をしてもらったみたいですが。あなた達は?」
「俺達は瑠璃の仲間だ。瑠璃は知っているだろ?」
「はい。最近孤児院のお世話をしてくださっている冒険者の方ですよね」
「そそ、三人でここに来たらお前等が倒れててな。一人だけ意識があったからそいつに事情を聞いてルリが今、先生ともう一人助けにいってる。一応これが俺達のギルド証な」
俺はギルド証を見せながら話した。
「大丈夫なんですか!?女性一人で行って!」
「大丈夫、大丈夫。あいつなら余裕だよ。それよりお前等だ。身体に痛いとこは?」
「僕は大丈夫です」「大丈夫」「痛くない」
ポーションを飲ませた子達はみんな痛みもないようだ。
「もしかしてポーションを使ってくれたんですか?」
「そうだ。金を気にしてるなら気にすんな。使ってなんぼの物だしな。」
(普通に売っている物だから安全だと思うが、効くと聞いて買ったポーション。思わぬ人体実験になってしまった。)
「そうですか。ありがとうございました。」「「ありがとうございました」」
「んで、詳しく話してくれないか?」
男の子達は頷いて口を開いた。
「わかりました。今日の早朝まだ薄暗い時でした。僕達男の年長組は街に朝早く働きに行くので起きて準備をしていました。その時に台所から何かが倒れる音が聞こえました。皆で急いで行くと男が数人いて、先生とライラが男に担がれて外に出ていくところでした。それを見たレンが「お前等この前来た奴だな!」と叫び飛び掛かりました。飛び掛かったレンを足蹴にしてレンが動かなくなったのを見て、僕達も飛び掛かりやられて今の状態です。」




