スラスラパニック
「まぁわし達は言われた通り仕事をしようじゃないか、わし達が綺麗にしたドブは住民に喜ばれてギルドの評判が上がったらしいぞ。しかも、わし達がやったってことを公表しているからわし等を何をしでかすかわからない他国の人間って怖がっていた人達もわし達が町に貢献しているってことで認めてきてくれている。」
「そうか、ギルド長の思惑通りか?」「さあな?」
俺達は少し有難い思いを抱きつつ苦笑を漏らした。
そのまま30分ほど経とうとしていた時準備をしようと立ち上がった時、下水へ続くドアが勢いよく開いた。
「衛兵!衛兵はどこだ!?」「何だ!どうした!」
「下水でスライムが異常繁殖している!中には上位種や親玉まで居やがった。異常事態だ俺達だけでは無理だ!」「何!?ここ数十年そんなことは無かったのになぜそんなことが・・・」
「考察は良い!俺達はギルドに走る!衛兵は治安部隊の隊長に報告を上げてくれ!」
「わかった!お前達二人も今日の掃除は中止だ!ギルドに戻って指示を仰げ!」
それだけ言って冒険者達と衛兵は走ってどこかに行ってしまった。鍵は良いのだろうか?
「なんか大変なことになったみたいだな」「そうみたいだな」
「なぁ鍵閉めた方がいいと思うか?」「勝手に触ったらだめじゃないか?」
「ここで見張ってた方がいいかね?」「どうだろう?衛兵はギルドへ行けと言っていたが」
そこまで話した時ドアがぎぃっと音と共に少しだけ開いた。そこにはスライムが出てこようとしているところだった。
「さすがにこれはここに残って処理したほうがいいんじゃないか?」「処理するか」
俺達は衛兵が置いていった2mほどの木の棒と剣を鞘ごとそれぞれ構えた。
上がって来ているのは今のところ一番弱いただのスライムだけのようだ。俺らはドアの隙間からナメクジのように出てくるスライムとポコポコと殴りながらこれをいつまでやっていようかと考えていた。
「もう小一時間ぐらいスライム叩きしてるけど飽きてきたな」
「そういうなこれが町に出れば大変なことになるぞ?」
「それはわかっているがさすがn「大丈夫ですかっ!」サリーさんどうしたんですか?」
「スライム討伐を任せた冒険者達が血相を変えて帰ってきたのに掃除作業を任せたダンさん達が帰って来てないって聞いたから何かあったと思って見に来たんですよ!」
「それはすみません。最初は衛兵が鍵を閉めずに入ってどこかに行ってしまったので閉めた方が良いのか迷ってたんですが、そうしたら、今のように次から次へとスライムが出てきちゃって潰してたんです。」
スライムを潰す作業をしながらサリーさんに事情を話す。




