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老人の異世界散歩  作者: 浦見 比呂
王国編
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スライム

そして今日の報告会である。

「子供の世話を久しぶりして懐かしくて楽しかったわ」


「俺達は魔法でドブ掃除を効率化して予定よりだいぶ早く終わりそうだ」


「そうなのね、別に一か月ぐらい孤児院のお手伝いも良いと思ってたんだけど」


「別にいいんじゃね?俺達PT組んでるわけじゃないし、好きに動けばいいさ。当分この町にいるだろうし、目標があるわけじゃないしな。」


「そうね。好きな時に行くようにするわ」


「それでいいさ。気楽に行こうや」

そのような会話をし、その日は終わった。

それから3日間同じような作業をし、予定より大幅に時間短縮をした。

今日、最後の中央のメイン通りの下を通る下水を掃除して終わりになる。


「結構あっさり終わったな。最初1ヵ月間やらないと思ってたけど、実際5日で終わりそうだな。」「わし等もやり方になれて効率がまた上がったからな」

現在俺達は施錠されている下水への入口の前に立っている。少し早く来てしまって中に入れないのだ。


時間になったら鍵を開けて警備をする衛兵と薄暗い下水にはスライムが沸くのでそれを討伐する冒険者を待っている。

5分ぐらい経って衛兵と冒険者達がやってきた。


衛兵が説明を開始する。

「一応事前に聞いているとは思うがもう一回説明をするぞ。施錠してあるこの扉から下水に降りられる。降りるとスライムが沸いていると思う。それを冒険者に間引きをしてもらう。その後冒険者が中に入ってから30分ぐらいたったら掃除組が中に入って倒したスライムの死骸や移動後のヌルヌルを掃除して貰う。以上だが質問はあるか?ないようだなそれではよろしく頼む」

そう、この世界のスライムは水を綺麗にしたりする。森の掃除屋さん的なスライムではなかったのだ。粘菌類の様なスライムであった。2日目に行った林で木の根元にいたこの粘菌類を俺はキノコでも生えるのか木が腐ってるのか?と思って近寄ったら飛びかかれて驚いたものだ。こいつらはしっかり生き物が食べ物である。じめじめしたとこで繁殖するので町の下水は良い繁殖場なようでどの町でも定期的に狩る必要があるらしい。


俺はスライムのことを心の中でナレーションを入れつつ、下水に入っていく冒険者の背中を何んとなしに見つめていた。


「この説明、ギルドでも受けたけどこれドブ掃除なのか?」


「まぁ俺達は懲罰依頼としてやってるから付け足されたかもしれないな」


「だよな。これドブ掃除ってよりもスライム処理の後片付けって感じだもんな」



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