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老人の異世界散歩  作者: 浦見 比呂
王国編
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嘘は申しておりません

「手を抜いてるわけじゃないしいいんじゃなか?」


「そうだな。昼食ったら反対側から同じようにやれば、今日一日で左右のドブは終わるな」


「良い時間だし飯を食いに行くか」


そうして俺達は昼飯を食った後同じように逆サイドのドブも掃除していった。

「ふぅ、今日はここまでで良いだろ。魔法の使い方も大分慣れたな。良い訓練になるな。」


「確かになわしも泥固めたり、補修してたら使いやすくなってきたわ」


「昨日は普通にバカスコ撃ってただけで、そこまで気にしなかったけど結構重要だな」


「慣れなのか技術なのかわからんが確実に使い勝手が上がったな」

そこで俺達は今日の作業を終了した。約一か月掛かるって言われてた作業をこのままだと5日ぐらいで終えてしまいそうだ。


俺達二人は今日の作業報告のためにギルドのサリーさんの所に来ていた。

「あら、お疲れさまでした。どうでしたか?うまく掃除できましたか?」


「はい、予定していたよりも大幅に作業が進みましたのでその報告と確認をお願いします。」


「予定よりも大幅にですか?適当にやってある程度綺麗になっていないとまたやり直しですが、大丈夫ですか?」


「はい、大丈夫だと思います。」


「では、この地図にどこからどこまでを完了したかを記してください。」

俺は地図に今日やった箇所をすべて書いていった。


「これはまたすごいたくさんやりましたね・・・?懲罰依頼ですから嘘の報告には余計に罰則が加算されますが、それでも大丈夫でしょうか?」


「えぇ!大丈夫ですよ。嘘偽りなく今日そこまで綺麗にしました。」


「わかりました。では、確認した後に精査しますので結果は明日になります。今日はお疲れさまでした。」

俺達二人は宿に戻って身体を綺麗にし、一階でルリを待った。


「ただいま」「おか~」「おかえり」


そうして俺達はギルドの食堂に向かった。

昨日あった俺達への畏怖のようなものは消え去っていた。

ギルド長が何かしてくれたんだろうか・・・?



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