魔法講習
「赤鬼どうした?」
「いや、魔法ってものがどんなものなのかいまいちピンときてなくてな」
「陰陽師の五行とか妖術みたいなものって言えば少しはわかるんじゃないか?」
「ふむ・・・」
「まぁ明日わかるさ。気楽に受けてみようぜ。俺達が魔法使えるかわからないし」
「そうね」「そうだな」
「それじゃぁ今日はここまでにして宿に戻るか」「「了解」」
次の日
俺たちは昨日決めた通りにギルドの魔法講座を受けに来ている。
が、今更聞くようなものでもなくオーソドックスな4属性+2属性+複合属性+派生属性だったので座学はとてつもなくつまらないものであった。しかもこの世界は一人一属性らしい。
「あんたちゃんと聞いてなかったけど大丈夫なの?」
「日本で習ったことしかなかったから暇だったんだよ」
「あら、日本ってそんなこと教えているとこがあるのね。わたしは新しいことばかりで楽しかったわ」
「いや、教わったわけじゃないんだが・・・覚えたというか・・・見慣れたというか・・・それより赤鬼はどんな感じか掴めたか?」
「何もないとこから火・水・風・土が出せる」
「ふむ、そんな感じだ」
俺は腕を組み首を縦に振った。
俺らは話ながら移動し訓練場に到着した。
次はここで実技に移る。
講師の魔法使い風の男が声を上げる。
「では皆さん先ほど習った通り、最初は魔力、次に属性を調べますので並んでください。先ほども言った通り魔力が少なければ魔法を覚えるのは意味がないのでやめてもらいます。」
俺達三人以外の十五名の少年少女達は目に力を宿し、期待した表情で順番に並んだ。
「はい、残念です」「残念です」「残念です」「残念」「残念」「残念」・・・
「おい、何か可哀想になってきたんだが・・・」




