昔話
「なんだよ?」
「いやな・・・ほら陸軍の上陸作戦前もわし達の部隊の任務が重要ってことで会議あったろ?ほぼ同じような流れだったから、懐かしいなとw」
俺は苦虫を噛んだ様な顔をした。
「そういえばその時私は一時的に病院の慰問に行っていて詳しくは聞いたことなかったわね」
「当時は箝口令が出て話せなかった。くくく」
「うるせぇよ。あのおっさん共が威厳がどうのって話をややこしくしただけだ」
「似たような状況だったってことはあの建物の揺れって爆破工作じゃなくてあなたのくしゃみだったってことなの?」
呆れた目で見られた。
「あぁ・・・そうだよ。」
「くくく。国のトップと軍のトップが勢ぞろいしていた会議室に入った瞬間、今回みたいにくしゃみをして半分以上を失神させ、会議室の窓ガラスは粉砕。くしゃみで倒されたとあっちゃ格好が悪いからな。そこで噂をそのまま流用してもっともらしく工作によりガス爆発ってことになったんだ。」
「あのおっさん共顔合わせるたびにずっと言ってきて鬱陶しかったわ」
「呆れた・・・あれって正体不明の凄腕工作員が軍本部に侵入し、しかも厳重に警備されているはずの中央部分に爆発物をしかけたってことで軍の上層部や国の官僚はピリピリしていたわよ?」
「俺のせいじゃねぇよ。話を大きくしたのは将軍と少将だ。あの爺共は楽しそうに『後は任せておけ』って言って任せたらあーなってたんだ。」
「あなた当時異様に将軍と少将に好かれていたけどそれが原因で気に入られたのね・・・」
「ちっ!そんな昔の話は良いんだよ!飯食ったらカウンターに言ってギルド証貰ってもう宿行って寝るぞ!」
「あら?泊まる宛てが出来たのね?」
「とりあえず一週間は寝るところをタダで貸してもらえるみたいだ。んでその間に金策だな」
「まぁ大体はお前が真っ白になっている時にギルド長から聞いているが・・・生き物狩って金に換えるってことでいいんだよな?」
「あぁ・・・大まかにはそうだ。俺達には似合いだろ?」
「まぁそうね。とりあえず生活できるだけのお金は必要だものね」




