警戒される
「いえ、ギルド長。その少年が言ったことは確かです。その子がギルドに入って来てものすごい大きなギルドが震えるほどのくしゃみをして笑っていて、そこにギルド長が良いタイミングで追い打ちをかけて来て現在のような状況になりました。」
「何?それでは小僧がいっとった事は真実じゃと?」
「はい・・・申し訳ありません。私達までこのような失態でギルド長を困惑させてしまいました。」
「・・・いや、何もなかったのならいいんじゃ。引き続き業務をよろしく頼むぞ」
「はい。私達は通常業務に戻ります」
とギルド長にお辞儀をしてサリーさんはカウンターに戻った。
「くしゃみか・・・とりあえず小僧こっちにこい」
その時俺は床の上で土下座のように蹲り、両手で顔を隠しながら静かに泣いていた。
もう俺は散々笑われた後にギルド長に死体蹴りをくらい、受付嬢さんのぶふぶふ言いながらの説明を聞いてもう立ち上がる元気すら消え失せていた。
ギルド長は俺の状態を見て、バツが悪そうな顔をして俺の両隣の妖怪に言った。
「はぁ、そこの二人は小僧の連れじゃろ?小僧を連れてわしについて来てくれ」
「「はい」」
俺は二人に引きずられながらギルド長の後に続いた。
俺は心を閉ざしていたのだろう。気が付いた時にはあれから2時間ほど経っていた。
「あれ?ここはどこだ?」
「「やっと戻ったか」」
二人は俺を見て呆れた顔で言ってきた。
「やっと気がついたか・・・」
「あぁボケた爺さんか」
「誰がボケてるか!あんなにギルド全体が揺れる攻撃がくしゃみだなんて誰が信じるか!2階も3階もお主のせいで大混乱だったんじゃぞ!?」
「いや!くしゃみは我慢できないだろ!?俺が悪いっていうのか!?」
「ふぅ・・・それはもういい。それよりもお主等ここに用があってきたんじゃろ?」
「軽くはそこの二人から聞いたんじゃが、ほとんど何も知らされずお主に連れられて来たからわからんっていうんじゃが。お主何が目的でここに来たんじゃ・・・?」
めっちゃ睨まれながら設問された。
「いやいやいや、え?なんでそんなに警戒してんの?」




