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老人の異世界散歩  作者: 浦見 比呂
王国編
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やってやった

「あぁ~あれも小説によくあった設定でさ。日本って言うと前にこの世界に来た人がいた時に俺達が異世界人ってバレると思って咄嗟に天皇の家紋を言っただけだ。天皇の国って意味じゃ間違ってないしな。」

「隠す理由がわからないから何とも言えないけど、何かあるのでしょうね。とりあえずあなたに任せるわ」


「おぅ!任せとけ!赤鬼もいいか?」

と言いつつ赤鬼を見た。


「うむ。任せた」


「うっし!とりあえずゴブリンがいたってことは、あれがあるはずだからそこへ行こう!」


「わからないけどあんたついていくわよ」

そういいながら三人で町の中へ歩いてく。


少し歩いているとたぶんだが目的の場所が見つかった。


「あそこに入るぞ~」


入口から中に入ると酒の臭いが微かにしつつ少し獣やら汗の臭いが鼻を擽った。

そこで俺は壮大に

「ぶへっくしょい!!!!!」

くしゃみをした。


ガヤガヤとしていたギルド内が俺のくしゃみで一気にシーンと静まり返った。出入口近くにいた数人は白目を向いて倒れている。

しかも上の階から「何だ!?襲撃か!?」等の物騒な声と共に焦ったような声が聞こえる。

今いる一階の人達は皆俺のくしゃみにびっくりしてこちらを驚愕した顔で見てきている。


ちょっと鉄板の絡み等を期待してた俺は違う意味で大注目をされている。


「ちょっと皆こっち見てるじゃない。何そのくしゃみ、滅茶苦茶目立ってるじゃない」と滅茶苦茶小声で恥ずかしそうにこちらに言ってくる。


「相変わらずのクソうるせぇくしゃみだなw」

赤鬼が珍しく肩をゆすりながら言ってくる。


「いや、しょうがねぇだろ。出ちまったんだから」

と俺も少し恥ずかしいので小声で返す。


数人警戒していたが、俺らの恥ずかしがってる姿を見て警戒を解いてニヤニヤしだす。

「あははははは。入ったてきた瞬間にギルドを揺らすくしゃみで数人倒すとかw」

とカウンターの前にいる戦士っぽい格好をした赤毛の女性が笑いながら言ってきた。カウンターの内側にいる女性達もクスクスと口に手を当てて笑っている。


それを聞いたギルドにいる人相の悪い冒険者であろう男共が次々にからかってくる。


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