不思議
「源蔵・・・お前普段から恥ずかしい事言っておいて・・・それなのか・・・?」
赤鬼に残念そうな目で見られながら言われた。
「まぁ終わったことだ気にせず行こうか!」
「お前が「あんたがいらんこと言うから止まったんでしょ!」だろ」
「スマンスマン。ハハハ」
俺はちょっと浮かれた足で先に向かった。
が・・・
「そっちじゃねぇぞ」
赤鬼から声を掛けられ顔を真っ赤にした。
それから雑談をしながらしばらく歩いていると森の切れ目に出た。
「やっと出口だな」「そうね」
「湖から5時間ぐらい歩いたか?」
赤鬼は手を腹に当てて呟いた。
「俺の体感もそれぐらいだな。しかし俺らの体どうなっちまったんだか。疲れ知らずだよ」
「不思議ねぇ」
少し前から瑠璃は考えるのが面倒くさくなったのか「不思議ねぇ」で終わらすことが多くなってきた。
そんなことを思っていると赤鬼が
「あそこに道があるぞ。舗装されてない道だが」
「いや、さっきも軽く話したが俺らのガキの頃も舗装してある道のが少なかったろうが」
「あぁそういえばそう言ってたな、しかも、ヨーロッパ風の感じなんだっけか?」
「ピンと来てないみたいだな?」
「「行ったことないしなぁ」」
「俺ら中国までだったしな」「だね」「だな」
「まぁいけば何となくわかるだろ」
俺は地面に落ちてる棒を拾って上に投げた。
「うっしこっちに行こうか」「それ好きね?」
なんか言われたが無視して歩き出した。
20分ぐらい道沿いに歩いていると町らしきものが見えてきた。




