俺達戦友
「煮え切らないわね・・・」
「説明が難しいんだよ。この世界が魔法を使える世界なら見た方が早い」
「はぁ、まぁ全部後で良いわよ。ただあれよねぇ・・・。同日の朝に私たち三人が死んだとなると・・・大変じゃない・・・?」
「何がだ・・・?あぁ・・・大変だろうなぁ・・・誰か一人でも生きてれば仕切れるけど・・・俺達の葬儀とかやばそう・・・」
「まぁなるようになるんじゃないか?それにわし等みたいな老人はもうあの国にはいらんだろ」
「はっ!」「「どうした」のよ?」
「俺ら死んでまで仲良しアピールしすぎじゃね?ちょっと恥ずかしいんだが・・・」テレテレ
「「くだらん」」
「同じ日の同じ朝に同時に三人が死ぬとかもう運命でしょ!って誰か考えるかも知れないぞ?」
「そんなこと誰も考えるわけないじゃない。私たちそこまで頻繁に会ってなかったし、部署でもそこまで一緒にいなかったでしょ?」
「誰もそんなこと思わんわ。何か重要なことでも気が付いたと思ったらとてつもなくどうでもいいこと考えておったとわ」
「え?何?俺だけなん?俺だけ仲がいいと思ってただけなん?すごい悲しいんですが?」
「「はぁ・・・鬱陶しい」」
「なっ!俺は本当に「良いっ!」はいっ!」
「私達は誰にどう見られてもどうでもいいのよ!私達は戦友!お互いがお互いを守りそして背中を預けた戦友!それ以下でもそれ以上でもないわ!私たちはあなたの命を守りあなたは私たちの命を守った!最初は5人の部隊でグダグダで死にかけたけど3人になってからは一心同体の運命共同体だったわ!あの時からずっとね!それ以上になんかある!?」
赤鬼も先導していたがこちらを向いてコクコクと頷いている。
「え、いや、え~と、ヘヘヘ。俺だけがずっとそう思ってただけかと思ってたわ。そうだよな!友達じゃなくて戦友だよな!ハハハ」
「ったく!恥ずかしい!いい年した爺がそんなことずっと気にしてたとか。だからあんた昔から友達って言葉ばっかり使って伺ってたのね」
ため息交じりに瑠璃に言われてしまった。
「いや、だって20代の頃に使うには恥ずかしいというか照れがあってな。その時使ったらその後も戦友っていうのが恥ずかしくなっちまってな。」




