観察キャンプ 3
その光景を弾蔵と飛鳥は見学していた。
「なぁ。あっさりと日本人っぽい奴が死んでんだが・・・あれって勇者だよな?」
「たぶんな、見た目まんま日本人だろうあれは」
「ババアよ。強いんじゃなかったのか?」
「どうだろうな・・・?一応あれの相手は災害級の魔物だしな・・・」
「このままじゃ、まじで俺等何もしなくても終わるぞ?これ」
「こんなん私に言われても困るわ。お前がやった作戦の結果だろう」
「いや、そうだけどさ。余りにも不甲斐なさ過ぎじゃないか?集まった兵共既にほぼ死んだぞ?」
「ふむ・・・。戦争と聞いて勇んでいろいろ考えたが無駄になったな。カッカッカッ」
「しかし、どうするよ。おっ?何か帝国側から来てるぞ?増援かね?」
「あれは・・・、皇帝と聖女みたいね。前回の戦争時に停戦条約結ぶ時に見た顔だ」
「皇帝と聖女が何か話してんな。おい、あの足の速さ、周りにいる奴ら全部仙人・魔女じゃねぇか。迫害しといて自分達の周りは強者で固めてたのか」
「権力者なんてもんなそんなもんだろうよ。しかし、奴等は今更来て何のつもりかねぇ・・・。しかも、奴等の近衛共、勇者より強いじゃないか」
「あぁ~・・・。こりゃ俺達の出番ありそうだな。ちょっくらみんな呼んでくるわ」
「いらんだろ。たぶん、もう鴉が知らせてこっちに来させてるだろうよ」
「それもそうだな。んじゃ、とりあえず俺達はこのまま見学かね」
「一つ気になるのが今まで前線に出てこなかった皇帝と聖女がなぜ来たのかだな・・・」
「はてさてこの戦争どうなるのかねぇ・・・」




