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老人の異世界散歩  作者: 浦見 比呂
王国編
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説明の難しさ

「はぁ・・・何て説明しようか・・・ん~?ほら物語あるだろ?童話、史実とかいろいろ。んで、その中にさっきの奴らゴブリンって言うんだけど似たような生物が出てくる話があるんだよ。んで、ここ最近異世界に転生なり転移するって話が結構あってな。今俺達はそれに近い状態だと俺は思うわけ。」


「「へぇ~」」


「うん。まぁそういう感じの反応だろうなってのは分かってた。妖怪や化け物と戦う世界に俺達が来たって感じ、たぶん西洋版だと思うけど」


「あら、妖怪退治楽しそうね」「妖怪退治か」


「はぁ・・・『妖怪』って言葉俺は久しぶりに使ったよ・・・」


「で?異世界に来たってことはわかったけど、設定って?」


「あぁ~それはゴブリンが大体雑魚設定だから思わず設定って言っただけだ」


「ふ~ん、じゃぁ強いのもいるってことね」


「そうだな、ドラゴンとか魔王とかそういうのがいるかもな」


「ドラゴンは分かるけど魔王って何?」


「あれ?魔王って一般的じゃなかったっけ?魔族の王とか魔物の王とか悪い奴らの王様みたいな・・・?」


「マ族って何?悪いの?魔物って何よ?王様ってことだから国があるんでしょ?なのに倒すの?悪政でも強いてるの?倒すって事なら反乱かしら?」


「だああああああああ!説明がめんどくせぇ!とりあえず!街を探すぞ!街を!そこまで行って、情報を集めてから!今のは俺の憶測だから!また今度!」


「何よ!わけわからないこと言ったのは弾蔵じゃない!疑問だらけで気持ち悪いわよ!」


「はいはい、俺が悪かったよ。常識だと思っていたことが常識じゃない事が分かってよかったよ」


「もう!赤鬼あんたも何か言いなさいよ!」


「もう良いだろ。それよりもわし朝飯食う前にこっち来たから腹減ってしかたねぇ。弾蔵も町行ってからって言ってるし、町行ってからでいい。」


「ったく!」

これで俺らの会話は一旦落ち着いた。


「んじゃ赤鬼頼んだ」「おう」

俺達は念のためゴブリン共の錆びた武器を手に取って歩き始めた。


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