化け物の取り扱い
「ある程度教えてくれたわね。今見たようにあの人は隠れると認識できないのよね。だから、諜報や暗殺はお手の物、そういう意味で私達の中では最強かしらね。」
レイは化け物部隊と言われた人達が本当の化け物だと分かった気がした。あの認識すらできない人と強さが同列?何の冗談だ?自分の強さへの定規が違っていたことに気がつき薄っすらと見えていた三人の背中もまた蜃気楼のように消えてしまった。
俺達はレイが疲れたように部屋に戻ってしまったため三人で話をつづけた。
「レイなんだか疲れたようだったわね。大丈夫かしら」
「もう子供じゃないんだし大丈夫だろ。それにあれは鴉さんのせいだろ」
「わし等も同列のような目で見てたぞ?」
「気のせいだろ。さすがにあんな妖怪と変わらねぇ動きと一緒にされちゃ困るわ」
「そうね。あそこまで非常識ではないわよ」
「そうか?まぁお前等がそういうならそれでいいわい」
レンはその頃部屋でその非常識な五人に絶対敵対してはならないという公文書を魔国に帰ったら急いで作らねばならないと考え、現在厳密な公文書を書くために下書きの真っ最中である。
(あの人達が最低6000年生きるとか悪い夢か・・・?)
弾蔵が昼間に地獄じゃねぇかと言った時は軽く考えていたが、現実を見るとすべてが危なく見えてくる。
(冗談で言った大陸がなくなるってのもある意味弾さんの出来事で変に現実感出てしまったし、触らぬ神に祟りなしって言葉を広めるのも良いかもしれない・・・正直私の800年があそこまで届かないと思ってもみなかった・・・あの人等とは敵対は未来永劫なくさなくては!)
レイは考えれば考えるほど危機感が増していき不安に駆られ寝られなくなってしまい徹夜で文章を考えた。
翌日目に隈が浮かんでいるレイに寝ててもいいぞ?と提案したのだが。
「心配で寝られませんので気にしないでください。今日か明日にはお迎えが来ると思いますので大丈夫ですよ」
と疲れたような笑顔で言われた。
まぁ昨日までの楽しそうなレイを見ていた俺達はそこまで深刻なことではないだろうと思い好きにさせることにした。
朝飯を皆で食べ、観光も一通り終わっておりまったりとお茶を飲みながら喋っていた時、
宿の扉が激しく開けられた。
「レイ様!いずこにっ!店主殿っ!レイ様とおっしゃる・・・」
「やぁ。アユよく来たね」




