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老人の異世界散歩  作者: 浦見 比呂
戦争準備編
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成り方考察

「結論を先に言ってしまうと現地の人達は10倍ぐらいにしかなりません。そして、こちらの平均寿命は大体50歳なんですよ、仙人、魔女になる人は幼い時から優秀な人が多い。そういう人は大体戦闘技術か魔法を極めるために引きこもって鍛錬します。街でやると働けだの、国からの勧誘等で煩いからです。で、そうなると若いから無茶をする、酷使する、若いうちに出来ることを!駄目だったら戻って働かないと!と考えた結果。十代でほとんどが覚醒し、そのまま街に戻れなくなって困っていましたね。」


「馬鹿なのか!?いや、ある意味天才なのか?何だそいつ等・・・」


「彼らの名誉のために言っておきますね。ただただ自分の頂きを見たかっただけなんですよね。私みたいに。戦うのが好き、魔法を使うのが好きってだけのね」


「言われなくてもわかってるよ。俺の時代じゃ珍しくもない。知り合いにもそんなのがいたからわかるさ。別に貶したわけじゃないさ。疑問が一つ。成り方わかってなかったのか?」


「解明されていませんね。ただ至高を目指しそれに至るときに発現するとしか言われていませんね。しかもそれは魔族とされている者達の話です。帝国や聖国ですと、邪な想いを胸に抱き邪法を用いて魔族の仲間入りになるとか何とか」


「仙人、魔女を目標に目指したわけではないが。その筋の天才が技術を磨いた結果奇しくも達した結果なっちまったってことか。それならしょうがないのかね?」


「そんなとこですね。別に目指してないけど極めたらそうなったが正しいです」


「不憫な・・・」


「話がそれすぎましたが結局抜刀術は何で流行ってたんですか?」


「あ~・・・もう忘れてたわ。えっと物語の格好良い主人公がそれ使ってたら使いたくなるだろ?」


「まぁそうですね・・・私も弾さん見て使ってますし・・・///」


「やめて!ハズいわ!身体が痒くなる!ごほんっ!えー、たぶんそれで4回前の時にそれがあっちの世界で流行り、それ以降も皆それを知ってて対応したんじゃね?時代劇とかで抜刀術なんてほぼ使わねぇし。それに10代のガキ共の間で時代劇が大流行りなんて聞いたことないしな。この前婆と話した時も現代じゃ何か似通ってたし漫画かゲームだろうよ」


「私達は時代劇が好きでしたよ?紙芝居も面白かったですけど、劇は別物でしたね」

昔を懐かしむように言うレイ。


「時代が変わってそんなんじゃ現代の子供は楽しめなくなっちまってるんだよ」


「どんな世の中なのか想像もできませんが、私達には楽しかった物が楽しめない世の中っていうのは悲しくもありますね・・・。質が下がってしまったとか?」


「むしろ高くなってる。だが、それでも他に魅力的に映る物が出てきてそちらに目が当てられる機会が少ないのが現状だ。平和な世の中ってのは贅沢になったぞ?飢えも乾きも寒さも感じることはなくなった。だが生きる強さもなくしちまったけどな」


「そうですか。自分達が生き残るだけで喜ぶ世の中しか知らない私にはよくわかりません」


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