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転生先は戦国時代でした。ただそろきゃんして、おいしくウィンナー食べたいだけだったのに  作者: 熊ごろう


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52話

「それでは9日後にまた来る。ああ、養鶏のことは考えておくから安心すると良い」


「はい、お願いしますね。それでは道中お気をつけて」


とりあえず一旦用事は済んだということで、遊佐さんは暗くなる前に帰っていった。

次に会うのは9日後だ……さてと。


「せっかくだから能登のお酒もっていこうかねえ」


地元の酒を買っていくのってどうなのか? と思わなくもないが、よく考えると戦国時代の酒と現代の酒は同じではないはず。

確かどぶろく的なものがメインだよね? あれはあれで美味しいとは思うけど個人的には普通の日本酒のほうが好みではある。


とまあ俺の好みは置いといて。

能登の酒だとしてもこの時代には無い酒なので、献上品とするのはありだと思うんだ。

色んな酒蔵の酒を買っておきたいところだけど、予算的に大丈夫かなー。

あいかわらずそこだけがネックだねえ。



「おお……一応買えるね? 500円アップの効果は地味にあるんだな」


初期予算だと一番安いのしか買えなかったけれど、3000円になった今は半分ぐらいの商品は買えそうである。

良かった良かった。


そんな訳で予算内で買える美味しそうなお酒をピックしよう。


「あ、梅酒もある。買っちゃえ」


日本酒の中になぜか梅酒が紛れ込んでいた。

そのまま飲んでも良いし、炭酸で割っても良いし梅酒良いよね。

ちょっと甘いから量は飲めないけど、ちびちび飲むには……いやこれ俺んじゃなかったわ。


「一本だけなら……いやでも足りなかったら悲しいよねえ。家臣の人数聞いとけばよかったよ」


うっかり一人だけお酒があたらなかったら……空気が最悪になりそうだな。

仕方ないので飲むのは諦めるか。




「何かつくるか」


お安い酒なら別にいいでしょ。

という訳で今晩の晩酌のお供を用意しようかねえ。



「あ、国産なのに安い」


スーパーの特売チラシを眺めていたら、国産鳥むね肉が安売りしていた。

こいつは鳥ハムにでもしようかな。ちょっと漬け込み時間が必要だから食べるのは明後日ぐらいになりそうだけど……とりあえず購入っと。



「今日は鳥メインでいこうかなー……から揚げ食いたいな」


何となく鳥を食べたい気分なのだ。

まだ気温は高いし、キンキンに冷えたビールあたりと合いそうなやつが良い。

鶏むねはハムにするので、鳥もも買わないとなあ。


「……お?」


手羽元がくっそ安いぞ。

これでいいかも知れないねえ。


2kgはちょっと多い気がするけど、まあ食えるでしょ。

半分は醤油ベースのタレにつけこんで、もう半分は市販のやつ使おうかな。

胡椒がきいてそうな奴があったのでこれにしよっと。



さっそくポチってまずはから揚げの下準備して、味が染み込むまで鳥ハム作成かなー。




そして1時間後。

俺の前には山盛りのから揚げとキンキンに冷えたビールが並んでいた。


から揚げはせっかくなのでチューリップにしてみたよ。

食感変わってジューシーで美味しいんだよねこれ。


では揚げたての内にいただきますっと。



「んー!」


外はカリっと中はジューシー。

油断しなくても火傷するぐらい熱い肉をほおばり……ビールで流し込む!



「……うまいっ」


味付けも良いね。

から揚げに求めるもの全て揃ってそうなから揚げが出来た。


遊佐さんも夜にくれば食えるのに残念だねえ……まあ、さすがにこの時代の夜道は危険すぎるから無理だろうけど。


今度きたら作ってあげるかな。

昼間っから揚げ物は結構ヘビーだけど、遊佐さんなら平気だろう。


っと、いかんいかん。

考えるのは後にして、今はこの揚げたてのから揚げとキンキンに冷えた酒を楽しむとしようか。




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