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転生先は戦国時代でした。ただそろきゃんして、おいしくウィンナー食べたいだけだったのに  作者: 熊ごろう


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41話「なんか格があがったらしい?」


みんなでご飯を食い尽くした後は、軽く酒盛りをして暗くなる前に解散となった。


「さて」


片づけをした後、俺は川のそばを下流に向かいゆっくり歩数を数えながら歩いていた。

さっき感じた何かが広がったあの感覚、思い当たるのが一つある。


そろそろキャンピングカーから200mのところだが、はたしてどうなるか。


「お……?」


ある地点を超えたところで、前に感じた不安感とはまた違う感覚に襲われた。

とりあえず不安を感じてはいないのでもう少し進んでみよう……そう考え、およそ100歩進んだあたりで今度こそ不安感に襲われる。


なるほどね。


「広がってるけどなんか違う」


予想としては女神様の用意してくれた安全が保障されるゾーンが広がった。というものであったが、どうも少し違うらしい。


半径200mの周囲にさらに50m分の謎ゾーンが追加されてるんだよな。

もしかして……と思い謎ゾーン内でそのへんに生えてた木を殴てみたが、普通にへし折れる。

そして殴った手はまったく痛くはない。


次に不安感に襲われた範囲で木を殴ってみると……こちらも見事にへし折れた。

だが今後は殴った手に若干の痛みを感じる。



……なるほど。


つまりはこういうことじゃないかな。


キャンピングカーの半径200m以内では体が丈夫になり、謎パワーも発揮される。悪意を持ったものは範囲内に入れない。

で、半径200mから250mまでは体が丈夫になり、謎パワーも発揮される。悪意を持ったものは……たぶん入れる。

そして半径250mから外は謎パワーのみ発揮される。


「……かなあ?」


あくまで俺の妄想だけど、大体あってるとは思うよ?


一応安全に行動できる範囲が広がったけど、物を盗まれたりとか、最悪誘拐されたりとかはするかもね?ってことだ。


攻撃を仕掛けたりも出来るんだろうけど、たぶん効かないんじゃないかな。

そして誘拐しようとしても、謎パワーがある限りは大丈夫……だと思う。

酔い潰れたりしたらダメそうだけど。


そのへんは注意するようにしないとだ。



しかし、ありがたいね。

このまま範囲が広がっていけば町に入ることも出来ると思う。

観光とか、温泉とか色々……すごい楽しみになってきた。


おそらく春に種籾を渡して収穫が倍増でもしたら範囲は一気に広がりそうな予感がする。

そのためにも多めに種籾渡したいところだけど……予算2000円じゃ限度がある。


やっぱそこがネックだよねえ……ま、春までに可能な限り集めるとしよう。


今日はいろいろ疲れたし、あとは明日だな明日。

お風呂入って寝るとしよう。




「んんん!??」


そして翌朝。

パソコンみながら朝食を食べるというお行儀悪いことをしていた俺であったが、あることに気が付いてパンを喉につまらせていた。



「ふ、増えてる!? やったあ!」


水をがぶ飲みして、改めてパソコンの画面を見直すと2000円しかなかった予算が増えていたのである。

ただし……。


「500円だけだけどそれでも嬉しい……いやせめてもう一声ほしかったけどさっ」


2000円が2500円になっただけだったりする。

まあ予算が25%増えたと思えば大きいんだろうけどねえ。


2500%ぐらい増えてもいいんじゃよ?



下手なこと考えて予算元に戻されでもしたら大惨事なので、ちょっと別のことを考えようか。


「なんで増えたのか……」


今までボーナスの時期になろうが、ひたすら神様に予算増やしてもいいだよ? とチラチラしまくったが一向に増えなかった予算が今回増えた訳だけど。


一体なぜ急に増えたのか……考えるまでもないと言われたらそれまでだけどね。


「そういうことなんだろうなー」


職人さんに人足としきた近所の農家さん。

一気に人との関りが増えて、それでいて感謝されるような事もした……つまりは信者的なのが増えて格が上がったという感じだろう。

ちょっと恥ずかしかったけど、みんなの前で長々と話したかいがあったね!



これはますます種籾を用意するのが重要になってきたぞ。

500円で増えたぶん、少し多めに用意できるかな……毎日は無理でも二日に一度の割合なら増やせそうな気がする。



「いや、でもそこまで必死になるのは何か違うよな」


俺はただそろきゃんして、おいしくウィンナー食べたいだけだったはず。

やるなら日々を過ごす上で障害とならない程度にやるべきだろう。


「予算余ったときだけ追加で買うかね」


それぐらいでちょうど良いと思う。

あせらずじっくり行こう。


とりあえず……当面の間はひたすら燻製づくりの練習かな。

そこまで高級な素材を使うつもりはないから、予算も余るだろうしね。


あとはー……次回砂糖と蜂蜜の代金手に入ったら燻製小屋作ってもらって、あとは風呂を囲う壁もどうせ作ってもらうなら風呂自体を作ってもらっても良いし、風呂に入りながら自家製燻製をつまみつつ一杯……うむ。なんか良さそう。

最終的には手作りウィンナー作りたい。


たぶん素人が作っても最初はうまくいかないだろうけど、時間はたっぷりあるからねえ。

いずれほかの人にも食べてもらって、広めて……作り手が出てきてくれるとよりうれしいね。


どんどんやりたい事とか増えてくるなあ。

ま、あせらずじっくりやっていこう。

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