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転生先は戦国時代でした。ただそろきゃんして、おいしくウィンナー食べたいだけだったのに  作者: 熊ごろう


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21話


「いや、しっかし本当でかいね」


詰めれば俺が10人ぐらい入りそう。

さすが800L近いだけはある……うん、ずっしり重い。


とりあえず丸太を適当に割って下敷きにするかあ。

地面に直置きよりはましだろう。



「電気はつくけど動く気配なし」


電源に接続すると一応明かりとモニターは付くんだよね。

でも温度の設定いじってもコンプレッサーの音とか一切しないのだ……しっかり壊れているね!


「次、コンプレッサーは……うるさっ」


冷凍ストッカーと違い、コンプレッサーはきっちり起動する。

圧力計の針がぐぐっと動いてきっちりエアが溜まっていくのが確認できた。



「うん、煩いけど動作は大丈夫そうだ」


つけっぱなしだと絶対寝られないね。

見た目は大分ぼろくなっていたけど、ちゃんと動いてくれてよかったよ。

こいつが動かないと始まらないから……あとは冷凍ストッカーを改造しよう。


「それじゃあコントロールパネルを外してっと」


電源を引っこ抜いてから、ネジを外してパネルをぱかっと開ける。

他にも外せそうな個所はどんどん外していき、中身をごそごそと引き出すと……コンプレッサーと配管が見えてくる。


コンプレッサーを固定しているボルトは半ば無理やり外し、配管をカット……する前にどこからカットするかの確認を行う。


「ここから先が放熱かな。ならここでカットして……パイプカッター入れといたはずだけど」


トレーラーに置いといた工具箱をあさると、手動でカットするタイプのパイプカッターが出てくる。

会社でたまに使ってたんだよね……支給されなかったから自前で用意したやつ。

置きっぱなしにするのもあれなので、持って帰り工具箱に突っ込んでおいたのだ。

コネクタ類もある程度そろっているのでクーラーとの接続は問題なくできるはず。規格合わなければ変換コネクタ買わないとだけどね。


「さきにこっちのコネクタ外してっと」


中に冷媒はいった状態でカッター使う気はないので、先にコンプレッサーと配管の接続部分を外しておく。

すると中から冷媒ガスが漏れてくるので、しばらく距離をとっておく……現代でやったらばちくそ怒られるだろうなこれ。


ガスが抜けたらパイプカッターをセットして、軽く締めてくるりと回す。ちょっと切込みが入るので再び少し締めてくるりと回す。

これを何度か繰り返すとパイプを綺麗に切断することができるのだ。

とはいえ切断面にはエッジがあるので、ちょっとやすりを掛けておく……パイプの中にゴミが入らないように気を付けてね。


まあ、今回に限っては多少入っても問題ないんだけどさ。



「あとはボルテックスクーラーを買うだけ……明日の朝でいっか。眠い」


日付が変われば買えるんだろうけど、まだ結構時間あるんだよねえ。

映画でも見ながら時間をつぶしても良いけど、眠気が先にきてしまった。

そんな訳で今日の作業はここで一旦ストップして寝るとしよう。



ぐうすかぴーと寝ること8時間ほど。

目を覚ますとあたりはまだ暗いままだった。


どうやら作業の続きが気になって早めに目が覚めてしまたようだ……とりあえず朝食は簡単にウィンナーをボイルしてパンに挟んで済ます。

そしてまだ暗いけど、パソコン立ち上げてボルテックスクーラーを購入。


召喚ヤ〇ト運輸!



「……」


……まさか昨日と同じ人くるとは思わないじゃん。

めっちゃ気まずかった……昨日は重い荷物で、今日は日が昇る前から配達とかもうね。


とりあえず配達員さんには心の中で謝っておいて……ええと、このタイプの継ぎ手はどこに閉まったかな。


「サイズの合う接手あってよかったよ」


幸い在庫があるやつで助かった。

追加でコネクタ注文してまた同じ配達員さんだったら気まずいなんてもんじゃない。


さて、コンプレッサーとクーラーの接続はできたので、あとは実際動かして冷風が出るか確認しないと。

コンプレッサーのスイッチオンっとな。


すさまじい騒音と共にコンプレッサーが動き、エアの充填が始まる。

ある程度たまったところでエアを出してみるが……。



「つめたっ」


冷風が出るところにそっと手を翳すと、真冬でも中々ないぐらい冷たい風が吹き出ていた。

この感じだと0度以下なのは間違いないだろう。


あとは冷凍ストッカーに接続してどうなるかである。



「おっしゃ、接続っと……問題なく動いてるな。あとは皿に水入れて、蓋をしめてこのまま1時間放置」


ストッカーとの接続はこちらも在庫品でどうにかなった。

コンプレッサーも問題なく動いているし、切りっぱなしたストッカーの配管も尻からエアーが出ている。

問題なく冷風は通せたと分かったので、次はどれだけ冷却性能があるかを確かめないといけない。


皿の水が1時間後に凍っていれば性能的には問題ないだろう。




そして適当な動画を見ながら時間を潰すこと1時間。


「おしおし、凍ってるねえ」


皿の水はかちかちに凍っていた。

外気温が低いこともあって、一気に凍ったようである。


寒い時期に使うのであれば、ちょっと温度調整が必要そうだな。

あまり霜だらけになっても困るし……そこは使いながらやっていくとしよう。


とりあえず冷凍ストッカーとして使えそうというのは分かった。

あと気になる点としては、やっぱあれだな。



「……卵のケース貼り付けた板で囲むかね?」


この爆音をどうにかせんといかん。

今まで捨てていたケース取っておけば良かったなーと、ちょっぴり後悔するのであった……。

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