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剣帝と呼ばれた一兵卒  作者: もやひと
リーベルトルムの戦い
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要請

 諸所に覇を唱えるウェナジオ帝国が、リーベルタ共和国の首都、リーベルトルムへと侵攻を開始した。

 リーベルタの使者からブラナテラへ伝えられた内容は、これに対する援軍要請であった。

 ブラナテラ王室は同盟国であるスクドゥマと協議を重ね、この要請を受諾した。

 理由は次の通りである。

 リーベルトルムは、頑強な城塞都市として知られていた。

 ここが陥落した場合、リーベルトルムは、ウェナジオ帝国が次にブラナテラやスクドゥマへ侵攻するための重要拠点となることは必至。

 従ってこれを阻止することは、両国にとって大きな意味を持つ。

 以上の事情により三国の利害は一致した。

 かくして、ブラナテラ、スクドゥマの連合軍は、ウェナジオ軍を排撃すべく、一路リーベルトルムへ向けて進行。

 やがて連合軍がリーベルトルムを遠く臨める位置まで到達したとき、リーベルトルムは既にウェナジオ軍によって包囲されていた。

 リーベルトルムには東西南北、四つの城門があり、ウェナジオの軍隊はそれらすべてを塞ぐ格好で、四箇所に布陣していた。

 ただしリーベルタ、ウェナジオの両軍に目立つ動きは無く、持久戦の様相を呈していることが窺い知れた。

 これに対しどう介入すべきか。連合軍は選択を迫られた。

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