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剣帝と呼ばれた一兵卒  作者: もやひと
ナゥラ攻城戦
73/152

方針

 スクドゥマ王国は、カエロヌ大公国の完全制圧に乗り出した。

 侵攻先は、カエロヌ大公国の首都ナゥラ。

 その都市部からほど近い位置にある、ナゥラ城を攻略するべく、スクドゥマ軍は行動を開始した。

 それにあたってブラナテラ王国は、先の戦いと同じく、スクドゥマ王国に対して、物資の援助と、軍隊の派遣を行った。

 派遣されたブラナテラ軍の面々は、前回のそれと、似たようなものだった。

 将軍クリストフォルスを筆頭に、剣術士ヤコブ、そしてパウルスの姿もあった。

 さて、対するカエロヌ大公国は、前回の戦いで惨敗を喫し、軍力を大きく損ねていた。

 そして、選択したのは、篭城であった。

 すなわち、城内に立てこもって守勢に回り、攻撃側を消耗させ、最終的には制圧を断念させようと、そういう肚であった。

 対するスクドゥマ王国側の方針は、可能な限りナゥラ城の設備を破壊せず、かつ、短期の決着を目指す、というもの。

 城の破壊を避けたい理由は、制圧が成功したあと、スクドゥマがそこを拠点として利用できるためである。

 ただし、城の保全と短期決着、どちらを優先するかと問われれば、その答えは、短期決着のほうであった。

昨夜、誤字報告をいただき、すぐに修正いたしました(第38部分にて「ブラナテラ軍」と記述すべきところ「リーベルタ軍」と記述)。

ご指摘くださった方、ありがとうございます!

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