表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
剣帝と呼ばれた一兵卒  作者: もやひと
ムンティホルムの戦い
56/152

格上

 パウルスにしてみれば、まず、相手の性質が不明。

 仮に積極性が高い者であった場合、下手な離脱を試みると猛追を許す危険がある。

 パウルスは、足元の小石を相手に向けて蹴りつけると同時に、さらに剣の間合い一つ分、後方へ跳び退いた。

 果たして敵は、その剣で小石を払い落としながら距離を詰め、パウルスとの間合いを保ってきた。

 それはすなわち、交戦の意思表示――!

 さらに言うなれば、その動きは俊敏、かつ隙が無い。加えて一切、動揺などの素振りも見せない――!

 パウルスはこれで相手の性質のおおよそを掴んだ。

 まずは相当の実力者。具体的には測れない。自らの器量を超えているため、それは当然のこと。

 さらには冷淡にして容赦が無い。

 思考の傾向としては、潰せる芽は潰しておく、というような性質の持ち主だろう――。

 やはり、先に危惧した通り、離脱は返って危険度が高い。

 そして恐らく、待たない。

 待つ理由がない。

 ここまでの身のこなしを見て、相手も自身が格上ということを、まず確信している。

 そして近く交戦が繰り広げられている現状、この手合を早く終わらせ、他の援護に回るのが適当。

 総合して導き出せる結論――それは、今すぐにも仕掛けて来るであろう、ということ。

 さりとて、その状況は、今現在パウルスが抱えている手札にとって、実に好都合――!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
◆ランキングサイト◆
小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ