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剣帝と呼ばれた一兵卒  作者: もやひと
ルトゥムの戦い
35/152

大詰め

 リーベルタ軍の対応は速かった。

 その内部に敵の小隊が侵入したことを認めるや否や、まずは長槍小隊がそこへ向かい、槍による牽制を行いつつ、全軍が後退し、最前線をその位置まで下げた。

 そうしてある程度は態勢を立て直したリーベルタ軍だったが、そのような動きをすれば、やはりその布陣には綻びが生じる。

 ブラナテラ軍は剣兵を中心として、その綻びにつけ込み、一歩、また一歩と、リーベルタ軍に後退を余儀なくさせていった。

 そして、ルトゥム市街地での交戦も大詰めを迎えた。

 ブラナテラ軍からは、リーベルタ軍の向こう側に、ルトゥム市街の外へと延びる街道を見ることができた。

 実際、リーベルタ軍はその迅速な対応により、大きな損害を被ってはいなかった。

 しかしそれには相当な後退を繰り返し伴っており、防戦一方であることは明らかであった。

 リーベルタ軍をルトゥム市街地の外まで追いやれば、その撤退も間もなくであろう――。

 ブラナテラ軍は、いよいよ、その勢いを増した。

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