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リベルトside


「ははは!いい表情だな?」


餓鬼は、絶望していた。

死を恐れていた。

そうまさにこの表情が、堪らねぇ。

絶望に顔をゆがめ苦しみに恐怖し、もがき苦しむ様がな。


「おっと?死んだか?呆気ねぇ。さぁトドメを刺してやるよ。心臓になァ。」


俺はマチェットに切り替えた。

なんとも呆気ない最後だな。


「チェックメイトだ。」


餓鬼の心臓目掛けてマチェットを振り下ろした。










が。








「なんだ?この赤い…何かは。」


そう、貫通すらしなかった。

こいつは生きている。

スっと目を開け俺を見て言った。


「傷をつけられては困る。リベルトだったか。」


「あ?」


「まぁ、感謝はしてやるが。俺を舐めるなよ?」


ガンッ!!!


物凄い早さで、体当たりをされ俺は吹っ飛ばされる。


「ぐはっ?!」


急に…なんだ…?赤い何かを纏い…瞳の光は消え赤黒い色へと変化し感情を感じさせない餓鬼(アレン)がいた。


「まさか、出てくることになるとは思わなかったが。まぁいい。時間稼ぎと行こうか。 」


「へぇ…おもしれぇじゃねぇか!」


餓鬼の一撃は今までより、何十倍にも重かった。

素早さも、桁違いだ。

いつの間にか素手で戦っていた。


「なかなやるな?」


「テメェもな?」


お互い互角に闘っていた。


「そうだ…こんな場所ではつまらないだろう?フィールドを変えてやろう。Lass den(空間を) Raum in(闇に) der(無に) Dunkelheit(したまえ)


「あん?」


餓鬼の手から紫と黒が混じった球体が出来る。

それは、このあたり全体を球体状に包み込みやがった。


「さぁ、出来た。そうだ、1つ注意点を述べておこうか。存在しえるのはこの空間のみ。1歩外に出てしまえば消滅する。例えば…この石のように。」


足元にある、丸っこい大きめの石を球体の外へ投げた。

石は球体の外に出た瞬間から消えた。


「へぇ…おもしれぇな!外に出しちまえば、チェックメイトって訳か。」


「賢くて助かる。そういう事だ。」


コイツが何者か分からねぇが…殺り合う価値はあるな。

左脚を後ろに下げ、構えた。


「へぇ…面白い。」


奴は、その場で真っ直ぐに立つと後ろで手を組んだ。

明らかに挑発している。

武器は使わねぇってか?


「殺ってやる。」


誰か知らねぇが、殺してやる。


─────────


────








???side



「傷をつけられては困る。リベルトだったか。」


「あ?」


「まぁ、感謝はしてやるが。()を舐めるなよ?」


ガンッ!!!


思いっきり、飛ばしてやった。

まぁ、これぐらいで死ぬような物体(・・)では無いだろう。


「ぐはっ?!」


「まさか、出てくることになるとは思わなかったが。まぁいい。時間稼ぎと行こうか。 」


「へぇ…おもしれぇじゃねぇか!」


会って数分間、格闘していた。


「なかなやるな?」


「テメェもな?」


こういう、殺風景な場所はつまらない。

深い暗い…闇が1番落ち着く。


「そうだ…こんな場所ではつまらないだろう?フィールドを変えてやろう。Lass den(空間を) Raum in(闇に) der(無に) Dunkelheit(したまえ)


「あん?」


()の手には紫と黒が混じった球体を作り

あたり全体を球体状に包み込んだ。


「さぁ、出来た。そうだ、1つ注意点を述べておこうか。存在しえるのはこの空間のみ。1歩外に出てしまえば消滅する。例えば…この石のように。」


足元にあった、丸っこい大きめの石を球体の外へ投げる。

石は球体の外に出た瞬間から消える。


「へぇ…おもしれぇな!外に出しちまえば、チェックメイトって訳か。」


「賢くて助かる。そういう事だ。」


まぁ、賢くなければ残虐行為も出来ないか。

このフィールドの変化をもたらしたのも

ただの余興に過ぎない。というより、俺が落ち着かない。

ただそれだけ。利用されることもないが。

そうして、自身の戦闘スタイルに変える。

と言っても、棒立ちになり後ろで手を組むだけなんだが。


「へぇ…面白い。」


挑発しているとでも思われただろうか。

まぁ、そうとも取れるから仕方ないだろう。

別に構わない。

これは…ただの時間稼ぎであり、そもそも()に傷をつけることなんて不可能(・・・)なのだから。


「殺ってやる。」


リベルトの目が獲物を定める鋭い目付きとなり

面白い戦闘スタイルをとる。

こんなスタイルは初めて見た。

()は、彼を観察していた。

勿論、攻撃は当たっていない。そもそも、掠りもすらしない。

そして俺は1歩()動いていない。

彼は何やら考えているようだ。

もう時間か…。


「あぁ、楽しかったぞ。リベルト。お前とはあちらの世界の住人だったなら…きっと手を取り合っていただろうな。」


おっと…言わなくてもいい事まで言ってしまった。


「あ?意味わからねぇことをゴチャゴチャ言うんじゃねぇ!」


「そうだ…()を楽しませてくれた御礼として餞別を渡そう。」


「あ…!?」


俺は、リベルトのTag…とやらがついてない手を切り落とした。どうやって?それは企業秘密だ。


「ぐぁああ”あ”あ”あ”あ”あ”っ!!」


腕が床に落ちた鈍い音と共に、

ボタボタと血が出てくる。

これだけあれば十分だろう。

それに、元に戻るだろうしな。と言っても限界があるか。

そして、血を操作して…ある武器を作ってやった。


「その武器が餞別だ。お前にしか扱えない…第2の剣となるだろう。そうだな…その剣の名は…漆赤の龍神とでも名付けておこうか。」


さて。

また、球体を出しリベルトの腕の部分だけ空間を巻き戻す。

ほら、元通りだ。


「さらばだ。」


この別れの言葉に、返事はかえってこなかった。



──────



─────







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