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エジンside


「チッ…糞が。鬱陶しいんだYO!!こっちが見逃してたら、いい気になりやがって…目にものを見せてやる。」


い、今この人なんて言った?!

僕は混乱していた。

まさかのヘリコプターになって、乗り込んで凄い凄いと

夢中になっていた時に聞いたあの言葉。

この言葉が僕達を知らずのうちに

地獄のパーティーへと招待されていたのだった。


「い”っや”ァァァァァァァァァ!!!!!」


もちろんこの声は…僕エジンの声だ。

続いて…


「きゃぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあッ…!!!」


この声はカレンである。

強者は1人しかいなかった。


「アッヒャッヒャヒャヒャヒヤ!!楽しいじゃねぇかァァァ!!!もっとだ!!もっと回転やらなんやらしやがれ!!」


この声はリベルトさんの声である。

そう、今僕達は…グルングルンと回転したり急降下又は急上昇したり本来では、

有り得ないことが今、起こっている。

シートベルトをしているので、反対になっても何とか

持ちこたえているけど、頭に血が登りそうで、

正直にキツイ。

それに、どう動くかなんて分からないから、

恐怖は倍増だ。


「無理ぃぃぃぃぃぃぃぃぃイイ!!!死んじゃうぅうううううう!!!!」


泣き叫んでいた。

だって、怖いものは怖いんだ。

なんの前触れ…いや前触れはあったけど…一言くらい…

いや!一言あっても、無理だけど!!


「よし…まけた。」


「あ、随分と離れてちまったYO!まぁいいか!ヒャhooOOOOOOO!!」


そう、言えば。今度は…空中に投げ出された。


「面倒だからここで降りなYo!またなー!Bye!!」


衝撃的な一言と共に。


「えええええええええええええええええっ!!!!?」


シートベルトをしていたはずなのに、

いつの間にか、外へ投げ出されていて

重力によって真下に落ちていく。


「嫌ァァァァァァァァァァァァツ!!!」


あ、もうダメだと思った時────。


「テメェら、うっせぇな。」


この一言を隣で聞いたと思ったら。

ガァァァァァン!!!


もの凄い衝撃音と共に、誰かに抱きとめられる感覚があった。


「だ、だずがっだァァァァァァ…!!!」


僕は号泣である。

そう、僕達が助かったのはリベルトさんが

抱えてくれたからである。

そして、その衝撃を受け止めた結果。

地面が割れ、地面より下の位置に来てしまったんだ。


「うっせぇ!!黙りやがれ!」


「…グスン…はぃ”…………」


「た、助かったわ…あ、ありがとう。」


「礼ならこっちでな。」


「きゃぁ?!」


カレンさんはリベルトさんにお尻を触られたらしい…。

リベルトさん…女の子にそんな事しちゃダメですって!

なんて言えるはずもなく…。


「最低っ…!!」


「アヒャヒャヒャ!!それは褒め言葉だな!!」


そんな会話をして、ふと目の前を見てみれば…。

蛇が、口を開けたような遺跡が目の前に広がっていた。





リベルト・D・リバーシside


俺はある言葉を()に伝えられた。

俺 は一瞬の隙を見せてしまった。


「ぐっ……」


「はっ!それくらいで、隙をつくるならテメェ次には死んでんぞ?まぁ、簡単に死なせねぇけどな!ははは!」


あぁ、そうだな。

これぐらいで隙を作ってる俺は弱い。

だがな?


「ってこれぐらいじゃ、俺も死なないけどね?次は俺の番だ。まぁ、俺に隙ができることなんて滅多にないんだけど。これならどうかな?」


俺は、上に手を挙げた。

なんの意味もない行動、そう思うだろう?

それは違う。


「何しやがったテメェ…」


()の頬に傷をつけてやった。

あぁ、弱い。なんて弱いんだニセモノは。

だから言ってやった。


「こんな事も分からねぇか?」


「チッ…!」


「まぁ、俺に教えてやる義理はないよ。」


俺に生ぬるいことをしていれば直ぐに足元を掬われる。

これは俺だからわかる事だ。

そして、気づけない…いや、そもそも忘れているんだろう

馬鹿()は俺の攻撃に気づかず殺られっぱなしだ。

本来の俺ならば考えらないことだ。

だが手は緩めなかった。

緩める必要も無いからだ。

なんせ、悪は成敗するのが神々のが

定める運命なのだから。

()は呆気なく殺られていく。

細かな傷が多くなればなる程…出血は増え、

血が足りなくなる。

そして、徐々に意識が遠くなっていくのだ。

()に言わせれば、何とも緩い殺し方だと

怒鳴り散らすかもしれないが、それでは終わらない。

死んだ後も…そう。全てを刻み…

原型を留めなくなるまでいたぶり尽くすのだ。

そうこれは、俺の嗜好であり別に悲鳴など

聞きたくもない。

ブチブチと壊していく感覚が大好きなんだ。

それは芸術でもある。

あぁ、早く壊したくして壊したくて仕方がない。

うるさい声は要らないから、喉を切ってしまおうか。

そうすれば声も出ない。なかなかいい案だ。

こんなに呆気なく終わるとは思っていなかった。

ただ、まだ気は抜けない。

気づいてしまえばこの攻撃は

一切当たらなくなるのだから──。





────

──




リベルトside


やんべぇな…。全然分からねぇ…。

何がどうなってやがる?

このままじゃ拉致があかねぇ…血は流れるしよ。

ん?ちょっと待て…この血…。


ニヤァ…。


俺の口角が少し上がったことを誰も気づきはしなかった。

なんせ、俯いていたからな!

そんなことも知らぬ、馬鹿()のカラクリは

分かってねぇが

俺はなされるままに、攻撃を受けた。

これが罠だとも知らず、

馬鹿()は、小刻みに動きながら攻撃を続けた。

そして岩が時計で言う12時に到着した時。

岩の回転が止まった。

その隙をついて、俺の下に位置していた馬鹿()

言った。


「テメェはよ、まんまと俺の罠にハマったわけだ。」


「は?」


「まぁ喋る義理はねぇがな?」


同じ言葉をそっくり返してやった。

そう思い出した。

俺は今、土と雷を扱えるということに。


「うおらっ!」


パチンと手を合わせ岩に手をつけた。

そして、電磁波を壁に流しあっという間に、

()を土で壁に捉えた。


「こんなのが効くわけがないだろう?」


ただ、拘束しただけ。逃げられるのは知っている…!

だがなぁ、俺がそんなヘマするわけねぇだろうがよぉ…!


「あぁそれも既に予想済みだ。だが、お前と俺。対になるってカオスは言ったがよぉ…根本的に違うことがある。それは───執念だ。お前には執念という言葉が存在しない。よって、お前はここで死ぬ運命(さだめ)なんだよ!」


俺の血を、使って。

そう。攻撃した。刃と化して。

まずは足と手に太い血の刃を刺す。

これは、雷も付与させ麻痺効果と速度上昇を実現させた。


グサツ!!グザッ!!!


「グァァァァァァッ!!!?」


「まだ終わんねぇ。」


次は両耳に指した。

ドクドクと血が流れ、白の衣装は真っ赤に染る。


「ゥ”ヴアアァァアアアア”ア”ア”ア”ア”!!!!」


「いい絶叫だなぁ??」


「あぁ、お前の大嫌いな赤色だぜ?白の衣装によく映えるな?」


「ァアアアアアアアアアアアアア”ア”ア”ア”!!!」


「さぁ終いだ。」


もう既に、土の拘束など解いていた。


次は両目を刺し、最後に

脳と心臓に血の()を、刺した。

()何も言わなかった(死体だからな?)

アイツが言うなら、純白が真っ赤に染った芸術だ。

あっけねぇ。

やっと…楽しみが巡ってきやがった。


────

───


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