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???side
そう、私はいつもの通りスーパーに寄っていた。
その帰り道の出来事だった。
彼を発見したのは。
「あの後ろ姿は…!!」
そう駆け出そうとした所で私は足を止めた。
彼の周りにたくさんの人がいたから。
どういうこと…?
少年…いや青年?が2人に少年が1人。少女が2人…肩にはぬいぐるみ…いや…あれは…動物ね。
彼があんな風に人に囲まれるなんて有り得ない。
私は追跡尾行することに決めた。
まず彼等は、
入り組んだ所を進みながら楽しそうに会話していた。
そこへ奴等が現れた。
「昨日、コイツ等に手をだしたのは貴様か?若造」
「「「頭…!こいつで間違いないです…!」」」
「ん?あぁ。また来たの?苦情は受け付けないよ?」
巨漢は赤い目の男を睨みつけた。
そんな巨漢に睨まれても怯むことなく赤い目の男は言った。
「苦情は受けつけない?馬鹿にも程があるだろう?」
「手下ボッコボコにされたから、頭が出てきて敵討ち?大したことない人達だね。そもそもだよ。君達が少年から金をカツアゲしようとしてたからそう言う結果になってんだよ?アンタんとこのヤクザかなんか知らないけど、クソだね。もっとやり方があるだろ?そんな手下従えてるチームなんて、すぐ潰れるよ。それに本当かどうか聞きたいなら被害者…目の前にいるけど?」
赤い目の男は1人の少年に視線を注いだ。
巨漢は赤い目の男の話を聞き振り返った。
「テメェら一体どういう事か説明してもらおうか。」
「「「ひぇええッ…!」」」
怯えた声を出すのは昨日赤目の男にやられた人達。
「気絶で済ませたんだから感謝して欲しいくらいだよ。エジン、もっと痛めつける?」
「だ、大丈夫です…!」
「私の手下が迷惑をかけて申し訳ない。少年。どうかこれで今日のことは忘れほしい。」
エジンに大金を差し出した。
「えっ…ええっ?!」
「金ね。何でもお金で解決するとは思わないことだよ。その前にだ。君達、そこに正座してこの子に謝れ。」
赤い目の男は冷めた目付きで男3人に言った。
「早くしろ。」
「「「はいぃいいいい!!」」」
3人は赤目の男に怯えていた。
「日本人なら分かるよね。最上級の謝り方。ま、こんなんじゃ済ませれないんだけど。ホントは。」
「「「金を取ろうと脅して大変申し訳御座いませんでしたぁぁぁぁぁ!!!」」」
3人は綺麗にピッタリ、綺麗な土下座を披露して見せた。
そんな3人の様子をみた赤目の男は言った。
「さて、そうは言ってもコイツ等をどうするか決めるのはエジンくん…君だから。君の意見に任せる。」
「お、お金は…有難いし……アレンさんが助けてくれたから大丈夫…。」
「そっか。ならソレは貰っておきなよ。じゃあ、この人達は、巨漢に任せるでいい?」
「うん…。それと…有難く…い、頂きます。」
「という訳でだ。ホントなら俺が躾し直してあげたいところだけど。アンタにそいつらの始末は任せる。使うなら使うで…アンタの手下、躾し直した方がいいよ?まず、手下がそんなんだとアンタの品位が下がるし。大人の勝手な都合に子供を巻き込むのはやめろ。あとは好き勝手にしなよ。」
巨漢は、黙って彼の言葉を聞いてから名前を彼に告げた。
「了解した。恩情感謝する。……ルーヴェン・スリグダム…これが私の名だ。若造、お前の名を聞いておこう」
「もう二度と会うことは無いから言わなくてもいいでしょ?」
「コイツは、アレン・スコッティだ。」
そう告げたのは彼だ。
「ちょっ!リベルトさん!?何勝手にバラしてんの?!」
「名前は覚えた。あぁ、早い再会だな。リベルト。」
「あぁ、そうだな。」
「さて、長々と失礼した。これにて私達は失礼しよう。」
そう言って手下を引き連れてどっかへ去っていった。
「エジン良かったね!お金手に入って!」
「そ、そうですね…!これで少しは生活も楽に…なりますし…。」
「思わぬ収穫だね!」
「はい…!!」
「さてと向かおうか。」
そんな会話をしながら、彼等はある場所へと向かっていった。
今度はどこに行くつもり?逃がさないわ。
私の追跡尾行はまだまだ続く。
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???side
俺達はある場所にいた。
地面から光が溢れ出す。
「な、なんだよコレはYo!」
「眩し……!!」
俺達はBrotherのところへ戻っていたYo!!
驚きWhat!?
「アンタ誰だYo!」
「わぁ!でっかい!!つか、かっこいい!!」
俺達の目の前には赤目の男がいたんだYo。
「ほんとに飛行機とかジェット機になったりすんのかな?いやきっとなれる!これはロマンだもん!」
訳の分からないことを言いながら、
何だか目の前の青年にキラキラした瞳で見られてるYo…。
oh…。
「あのーそうそう呼んで申し訳ないんだけど……ここから出たいんだよね。協力して欲しいんだ。」
「嫌だYo。」
「しない。」
「うんだと思った。よーし。えっとエネルギー元は…燃料…ね。」
「な、なんか見透かされてる気がするYoっ?!」
「ふふふふふふ…」
彼は目を閉じた。そして、
「ま、また眩し……!!」
「WOW!?」
「よしこれで、永遠満タン!なはず!」
「なんだこれはYo…。」
「あんちゃん…俺達に何をした?」
「ん?燃料切れないようにしてあげただけ。」
「「!?!?!?」」
体が光ってから、1ミリもへらない燃料…Oh my gar!!
そういえば…魔将はさっきからずっと黙ったまんまだったYo!?おかしいYo?!
「なにかおかしいか。」
「そ、そんなことないYo……。」
何故かおかしいと言えるatmosphere…じゃなかったYo…。
それに、このboy…ただもんじゃないYo!
なぁ?!スマートなメタニアン!ジェイガー
目配せした。
「OK〜いっちょ手伝ってやんYo!!」
「さぁ、行くぞ。」
面白いboyに、出会えたYo!!Ya!Fooooo〜!!
燃料MAX!!party people〜!!!
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アレンside
「うわぁ…外に出ようと思ったらこれ超えないといけない訳?もうあれじゃん…○○の巨人の壁じゃん。」
「なぁ…アレン?それなんなん?何とかの巨人って」
「へ?!なんでもない何でもない!さてと、どうするかな。」
ふと思った。よし呼ぼう!!
いでよ!!助けになる者!!
シュイン!!
と音がなり光の柱が出来上がった。
「ま、眩しい!!」
「な、なにこれ?!」
「目が開けられへん〜!!」
「何だっ!この光は?!」
エジン、カレン、ラッセル、リベルトさんが
上から順に言った。
光が消えた頃には…。
1人はスマートかつ、顔にガスマスクらしき、マスクをしており、身体は無数のパーツ部品で出来ているようだ。
もう1人も同じように無数のパーツ部品と先程の彼と違って、巨体で巨大な牙の様な鋭い金属がが6本生えており、目元にはバイザー、耳にはヘッドホンのような機械を装着している人達が召喚された。
「アンタ誰だYo!」
「わぁ!でっかい!!つか、かっこいい!!」
俺の第一声はコレだった。
仕方ないよね?!めちゃくちゃカッコイイんだよ?!
それに俺は召喚する時、こう考えていた。
飛行機とかジェット機とかを。
物と呼べば良かったのに者と呼んでいたことに俺は気づかない。
「ほんとに飛行機とかジェット機になったりすんのかな?いやきっとなれる!これはロマンだもん!」
俺は目の前にいる2人を期待の眼差しで見つめた。
ただし、本題に入らなければ。
「あのーそうそう呼んで申し訳ないんだけど……ここから出たいんだよね。協力して欲しいんだ。」
「嫌だYo。」
「しない。」
まーそうだよねーうんそうです。俺でも協力しないもん。
なら。これはどうだろう。
ポチッ…普段使わない画面を開けた。
─────────────────────────
〇ジェイガー
Lv??? MP─HP─
エネルギーは燃料補給
─────────────────────────
〇グラッシャ
Lv??? MP─HP─
エネルギーは燃料補給
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ガスマスク?をしている方が、ジェイガーで、
ヘッドホン?みたいなのをしているのがグラッシャか。
「うんだと思った。よーし。えっとエネルギー元は…燃料…ね。」
「な、なんか見透かされてる気がするYoっ?!」
「ふふふふふふ…」
高品質燃料補給永久付与!
「ま、また眩し……!!」
「WOW!?」
「よしこれで、永遠満タン!なはず!」
勝手に燃料補給させて頂きました。
改めて2人を見た。
─────────────────────────
〇ジェイガー
Lv??? MP─HP─
エネルギーは燃料補給。燃料補給は不要。高品質な燃料により普段の倍の威力速度を出すことが可能。
─────────────────────────
〇グラッシャ
Lv??? MP─HP─
エネルギーは燃料補給。燃料補給は不要。高品質な燃料によりふだんの倍の威力速度を出すことが可能。
─────────────────────────
「なんだこれはYo…。」
「あんちゃん…俺達に何をした?」
「ん?燃料切れないようにしてあげただけ。」
「「!?!?!?」」
そんなに驚くことかな?
グラッシャさんは、リベルトさんを見た。あ、知り合いか。
多分きっとおかしいと思ったんだろうなぁ。
「なにかおかしいか。」
「そ、そんなことないYo……。」
おかしいと思ってるんだなぁ…。
そして。願ってもない言葉が彼らの口から出てきた。
「OK〜いっちょ手伝ってやんYo!!」
「さぁ、行くぞ。」
「ありがとう!My Friend!!」
「「!?」」
「俺達がMy Friend?聞き間違いじゃ…」
「聞き間違いじゃないYo!」
「うん!俺達はMy Friendsだよ!」
「初めて言われたYo!」
「じゃあ今日が初の記念だね!」
「オレも混ぜてーな!!」
「僕も!!」
「friendが2人も増えたね!!」
「なんで俺達とfriendなんて思えるんだYo。」
「だって会って数分しか経ってない俺達に協力してくれるんだよ?もう友達の何物でもないじゃん。」
「それはboyが面白そうなboyと、思ったから手を貸してやろうって気になっただけだYo!」
「そういう事だ。」
「それでもだよ。理由なんてどうでもいいんだよね。Thank you!ジェイガーに、グラッシャ!」
「oh!?なんで俺たちの名前知ってんだYo!?」
「えっと見たから??」
「理由になってねーよあんちゃん。」
「あ、自己紹介まだだった!俺の名前はアレン・スコッティ。アレンって呼んで」
「OK〜!Aren!」
「オレはラッセル・ドレイド!ラッセルって呼んでなー!」
「ラッセルな。」
「僕はエジンです!」
「Ezin!」
「じゃあ頼むよ!!」
「任せとけ。」
「やっちゃうYo〜!!Ya!hoo〜!!」
「あ。そういえば人はねむらせた方が都合がいいよね。」
警備の人がチラホラ見えるので眠らせることにした。
広範囲気絶!
バタバタと一瞬にして倒れた。
そして上からドローン?が降ってきた。
「WOW?!降ってきたよ?!」
「あれれ?機械までに作用しちゃったの?」
「oh...Aren…一体何者だYo!!」
「ただの一般人です。」
「どこがだよ?!」
「アレンはこういう奴やねん…ツッコミ入れても虚しいだけやで…」
そんな悲しそうな目で俺を見ながら言わないでくれるかな?!
ラッセル!!
そうして、2人が言う
「何となく理解したYo!」
「俺も」
「理解出来ちゃったの?!」
「今からやるYo!」
「よっと!」「YOっと!」
「「バシュゥゥッ!!」」
「「ガゴッ!ガゴンッ!」」
2人は息を合わせて無理やりコントロールしている基盤を収縮鉄腕ワイヤーアームで手を伸ばし、ガチャガチャと音を立てて基盤を何やら改造し始めた。
俺は黙ってその作業に魅入っていた。
しばらくすれば…
「カチャンッ!」
「ピピピッ!」
「「「ズゴゴゴゴゴ…」」」
「My Friend!いけたYo!」
「いけたぜ!」
「ありがとう!!」
「「ヒャーッヒャッヒャッヒャ!」」
そうして俺達は外へと出ることが出来た。
「ほんとにアリガトね!2人とも!!」
「良いってことだYo!」
「さぁ、送って行ってやるか。」
そう作戦を実行する前に相談したら快く引き受けてくれた。
多分普段の彼等なら引き受けてくれはしないだろうと俺の勘が言ってる。
「OK!さぁ行くYo!!」
『ガキャンッ!ガシャガシャッ!ガキンッ!』
『ドヒュゥンッ!』
ジェイガーは、あっという間に身体を小型の戦闘機に変えた。
「「かっけぇぇぇぇぇ…!!!!」」
「かっこぇえええええ…!!!」
俺とエジン、ラッセルは大興奮。
「俺もだYo!!」
そう言ってグラッシャは大きく跳躍した。
『ガキャンッ!ガシャガシャッ!ガキンッ!』
『バラバラバラバラ…!』
グラッシャは跳躍したまま身体を変形させヘリコプターへと姿を変えた。
「「やっべぇえええ!!すげぇ!!かっけぇぇぇぇぇ!!」」
「カッコよすぎるやんかァァァ!!!」
俺達の褒め言葉に気分を良くしたのか、
「早く乗りなYo!」
「こっちもな。」
カレンとリベルトとエジンはグラッシャに。
俺とラッセルはジェイガーに。
そうして、コウとネロの気配がする方へと旅立ったのであった。
あともう少しだけ耐えてくれ。
俺の魔力。
既に、ある人物に異変が起こっていることを、
俺以外知らない。
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──
「あ、あと少しな気がする。」
俺はジェイガーに伝えた。
「そうか。」
「チッ…」
ん?誰の舌打ち?と思った時には、
グラッシャは、最高速度で、
大きな音をたてながら俺達を追い越していった。
「え?グラッシャどうしたの?!」
「あれは…キレてるな…。」
「え?なんで?」
「高速で付けてきている女…がいるだろ?」
「あーそういやそうだね。ずっと視線感じるし。」
「グラッシャは、調子に乗るヤツが嫌いだからな。」
「あー……コソコソ付けてきてるのが気に入らないのかぁ…。意外。」
「それ、グラッシャの前で言うなよ。」
「はーい」
俺達は呑気に話していたけど、
向こうは、それどころじゃなかった。
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