表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
4/31

二つ目

「それで、その二つ目と地球のSOLRがどう関係しているんだ」

苛立ちを隠さない大臣の問いにシローが冷静に答える。

「何も分かっていません。500億キロ離れた場所にSOLRと同期した存在が見つかった。。。それだけです。」

技術担当が更に畳みかける

「SOLRですら、我々が制御しているわけではないのです。我々がやっているのは、超電導コイルの磁場によりペタルの軌道をガイドパイプ内に留めている、それしかしていないのです。」

「なぜ無尽蔵のエネルギーを取り出せるのか、実は解らないことの方が多いのです。」


「A国が取り決めの1/12よりも多くSOLRのエネルギーを使ってるからじゃないのか!」

「オタクのところこそ、SOLR管理局にスパイを送り込んで情報を独り占めしようとしていたって過去があるじゃないか」

喧々諤々の議論とも呼べない喧噪のなか突如、会議システムがシャットダウンする。


「量子通信網が影響を受けて不安定なようです。」

「後日改めて一席をもうけます。」

各国にメッセージを送信したのち

シローに目くばせをする司会役のSOLR管理局長。

先ほどまでの喧騒が嘘のように全くの無音になるホログラムドーム。


シローが局長に問う

「実際のところどうなってるんです」


「我々にもわからない。ただ、二つの存在が互いに影響しているのは間違いない」


「それで、ウチにできることは?」


局長は口元をわずかに緩めた。メガネの奥の目は氷柱の様に冷たく鋭い。

それだけは言わないで欲しかったシローの淡い期待を簡単に裏切って、局長の口から最も恐れていた単語が紡がれる。


「取りに行く」


間違いだとの淡い期待を込めながらシローが問う


「………何を?」


「もうひとつのSOLRを」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ