表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
3/30

異変

ライザがPCと格闘しているころ政府内ではSOLRに関する緊急招集がかけられていた。

12の地域代表エネルギー担当大臣クラスの面々が量子通信により、ネット空間に一同に会している。

スーツ姿の大臣たちに交じって異彩を放つ宇宙局の制服姿の男も居た。


司会役が口火を切った。

「数週間前より12系統全てで出力変動が確認されています。」

皆が一斉に声にならない叫び。会議システムにより自動的にミュートされる。

数秒の沈黙の後、司会役が続ける。

「現地南極から技術担当が説明致します。」


***************************


「皆さんがご存知の通りSOLRは前時代に南極地下300mで発見されました。」

「シードを中心としてペタルがガイドパイプ中を3.33Hzで周回しています。ガイドパイプには超伝導コイルがあり、その発生する磁場によりペタルの軌道を制限しています。コイルはあくまで軌道をガイドパイプに収めるためだけであり、周回方向はフリーとなっておりますが、数百年の間、周回周期は安定していました。」

「しかし、この周期に揺らぎが発生しています。」

「揺らぎにより各コンジットの出力が変動。各地域において瞬断や電圧の変動が発生しています。」


***************************


「SOLRの安定利用が実現されて以降、こんな事態は初めてだぞ。」

「今後の見通しは?!復旧はできるのか?!」

「現時点で原因調査中です。復旧の見込みは………不明です。」

場が静まり返る。


しばしの沈黙の後、宇宙局のシローが重たい口を開く

「……一つ、気になる報告があります。」

「太陽系外縁部で未知の光放射が確認されているんですが…」


「それがどうしたって言うんだ…!」

大臣の一人がイラつきをシローにぶつける


「SOLRの周期と同期しているんです」

落ち着いて話すシロー


「同期だって?!どういう事だ」


「周期の誤差は観測限界以下です」


シローがやれやれと首を振りながら重ねて言う。

「遥か、太陽系の端で同じ周期の光放射を確認しました。」


「どういう事だ」

「それが今回の件と何の関係が…!」

各自が勝手に発言するため、マイクオンラインを示すランプが

SOLRのペタルの如くぐるぐる回っている。


「今わかっていることは500億キロ離れた2つの光放射がシンクロしているってことです。」


「つまり……もう一つSOLRがあります。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
専門用語が!専門用語が多い!なんてこった頭も学も足りないぞ! それはそうとして、今までの生活基盤となっている技術が壊れてしまったら大変ですね。我々で言うところの電気やインターネットというところでしょう…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ