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違和感

巷ではごく短時間の停電、所謂瞬断がこのところ連続して起こっていた。

殆どの場合はシステムにエラーログとして残るだけで、それに気付く人はほぼ居なかった。

ただピザがいつもより少しだけ冷たい、それだけのことだったから。


最初に違和感を覚えたのはドローン管理局だった。

航路管理システムの負荷が閾値を超えて警報を発していたのだ。

瞬断の度に飛行中の全ドローンが航路の再計算をおこなっていたためだ。


その後も量子通信網やEVの自動運転などといった社会インフラで微細とは言い切れない事象が頻発していた。


文明生活の基盤とも言えるSOLRがここ数百年で始めての大規模な障害を起こしていたのだ。


そしてライザもその影響を受けていた。


「ウソでしょ」

ライザが呟く

次回の航行に向けての旅程を組んでいたPCが突然ブラックアウトする。

データはバックアップされている。

ただ何度も再起動を強いられ、ライザは苛立たしげに舌打ちをした。

「チッ、どうなってんのよまったく。」

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