ライザ…ライザ
「ライザ艦長の姿が無い…」
忽然と消えたライザ。
一番近くにいたギルも、ビーも呆然とするしかない。
船内も真っ白な光に包まれて、気がついた時にはライザが消えていた。
「ライザ!ライザ!現状報告を!」
地上のシローの叫びにも似た呼びかけが、スピーカーから流れる。
「ライザ艦長!ご無事ですか?!」
カール艦長からもコール。
ギルが呟く。
「ライザの姿が無い。……閃光が……一瞬、…ライザを…」
見かねたビーがギルの頬にパンチを連打。
パシパシパシパシ
ハッと我に返り応答するギル。
「ぁ…こちらⅡ船。ライザ艦長が忽然と消えた。一瞬閃光に包まれて…姿を消した。」
「なんだって?!」
シローの動揺が伝わってくる。
「周辺を亜空間スキャナーで捜索!」
部下のビータに指示を出すカール艦長。
地上でモニターをしていたギルバート博士。隣にはレオの姿。
「SOLR-Ⅰ,Ⅱ共に安定しています…それで…申し上げ難いのですが…ライザさんは……」
固唾を飲む一同。ギルバート博士が続ける。
「二つの接触の瞬間は高エネルギー反応によりセンサー類がオーバーロードとなり捉えられていません。ただ、直前までのデータから高い確率で推測されるのが………」
レオが代わってマイクをとる。
「母は恐らく、SOLRに取り込まれたんだと思います。」驚く程、冷静に淡々と話す。
再びギルバート博士。
「ほんの僅かですが、測定限界ぎりぎりの位相ズレがありました。だから前回のような反応が起きた可能性があります。ただ……今回は違う。何かが二つのSOLRを同期させたんです」
「まさか、ライザがその触媒に…?」
シローが叫ぶ。
レオが穏やかに呼びかける。
「シローさん、よく聞いて。今のSOLRの周期を。母さんがよく口ずさんでたあの歌みたいだよ」




