データ分析
SOLRエネルギーの接触実験から数日。
Ⅱ局は不夜城と化し、取得した膨大なデータの解析作業が進められていた。
暫定的に報告会が開かれていた。
解析結果が開示される。
〇消失した空間がどこに行ったか?
→追跡できるデータは無し。忽然と消えたという以外はわからない。
唯一の可能性としては多次元への転移。
〇Ⅰ及びⅡへの影響は?
→観測できる範囲での変化は無し。
〇何が起きた?
→逆相のエネルギー同士が接触することにより対消滅した?
現象自体は解明できていない。
…
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〇Ⅱ局としての見解は?
→我々の理解で一番近しいのは反物質による対消滅。
Ⅱをこれ以上地球に近づけるのは危険。
重苦しい会議室。
沈黙が続く。
用意されたコーヒーがすっかり冷めてしまった頃、ようやく局長が口を開く。
「何か手は無いのか?」
応じる技術責任者
「我々の科学力ではなぜそうなったのかすら、理解できていないのです。」
「Ⅱはどうする?」
「なぜ急に現れた?」
「それに関しては、突然現れた、としか言いようがありません。」
「当然常に観測していますが、前の日までなかった位置に次の日にⅡが現れたのです。」
「フワン、フワンフワン!」
突然Ⅱ局に鳴り響く警報音。
「なんだ!いったいどうした!」
怒鳴るシロー
「Ⅱ船、ライザ艦長より入電。Ⅱが移動を始めました。船のスペースアンカーでは抑止できない、とのことです!」
「なんだって?どこに向かってる?!」
「地球です。」




