束の間の安寧の日々
シローと2人のⅡ局員を乗せた補給船がⅡ局基地に戻る。
健康状態のチェックの後、軽く、ごく軽く仮眠を挟んで会議室で早速のMTG。
まずは局長から、
「ご苦労様。期待を遥かに超える働きを見せてくれた。Ⅱ局、政府を代表して君達に感謝する」と最大限の賛辞を受ける。
「はっ。ありがとうございます。ここまで無事に任務をこなせたのはクルー全員の力でありますが、自分としても、その一助にはなれたと思っております。」
人類として初の経験が地球を旅立った時よりもずっと2人を力強くしてくれている。
「じゃあ疲れているところで悪いが、詳細を聞いていこう。」
世界中から集められた選りすぐりの専門家達との報告会が始まる。
「推進器部門です。我々の最初の設計よりパワーアップされたと言う事ですが、船内技師お一人で行われたと言うのは間違いありませんか?」
「人工重力を体感されてどうでした?宇宙酔いは?」
「植物プラントサイクルで変異は起きなかった?」
「無重力、真空下でのドローンの操作性に問題は?」
「位相変換器での航行時の出力変化は?」
「SOLRエネルギーがⅠからⅡに変わったことによる異常は?」
矢継ぎ早の質問にも淀み無く答えていく2人。
6時間を過ぎたところで、流石に疲れの色が濃くなり、局長からストップがかかる。
「よし、じゃあ今日はこの辺にしておこう。2人にはゆっくり休む時間が必要だ。詳細なレポートはその後だ」
漸くにして解放され、局内に与えられた個室で休む二人。
「明日も続くのかぁ」珍しく弱音のジュン。
レミーはとても元気。自室で筋トレ
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一方、Ⅱ船内では残った二人が向かい合って難しい顔。
「アイタたたた。」ギルが悲鳴。
「おとっつぁん大丈夫かい。そらっ。」
「うぬぬ、ライザ、なんとかならんか?」
「こればっかりは無理だね。」
「お前がそんなに薄情な娘だとは知らなんだ…」
「そう甘かないんだよっ、ハイっ王手」
「ぐぬぬ。またやられた」
ギルが教えた将棋だったが、ライザが思わぬ才能を発揮し連戦連勝なのであった。
船内は隅から隅まで磨き上げられ、機関も全てのメンテナンスが終わり、束の間の暇を持て余してる二人だった。




