地球
帰途を急ぐⅡ号
ギルの手により改善が繰り返され光速の0.195%にまで届くようになっていた。
3ヶ月は短縮できるだろう。
それぞれが思い思いの場所で地球からのビデオメッセージを見て、早速返信をしている。
「お父さんお母さん、もう少しで帰還します。任務が無事遂行できとても嬉しく思います」
なんかちょっと堅いジュン
「エリーもうすぐ帰れるぜ。帰ったら2人でトマト農園やろう」
自信満々のレミー
「お母さんは月に行ったきり帰るつもりなさそうだけど、どうするの?お父さんあんな言い方するから!」
いろいろありそうなギル
ライザの姿が見当たらない。いつもの事でもあるので周りは気にしていない
自室で返信をしているライザ
「ウソでしょ、ちょっとそれどう言う事よ。コッチの身にもなってみなさいよ」
取り乱すわけではなく、静かに怒りを露わにしている。
タブレットをベッドに放り投げシャワールームに向かう。頭から冷たいシャワーを浴びるライザ。
「なんで、なんでよ」
タブレットではシローからのビデオメッセージがリピートされている。
「君達の船、正確にはⅡのエネルギーにある疑念が発覚した。Ⅱ局としても全力で解明しているが、今暫く時間が必要だ。現時点では帰還を許可できない。地球から500万キロの場所で待機命令だ。…すまないライザ」
地球のⅡ局ラボではトップクラスの頭脳が束になって、遠く遠隔では得られない山のようなデータと格闘していた。
そんな中でⅡについてある可能性が浮上してきたのだった。




