家族
数週間後。ライザのアパート。
賑やかな食卓。シローがレオに何かを渡す。
「ほら、約束してたキャップ」
連邦宇宙局のロゴが入っている。
「これ何処にも売ってないんだよー!スゲ〜」
「俺の力を見た?フハハ」
いつものシローの軽口をジトっと見てるライザ。
心なしか口元は緩んでる。
「さぁ、そろそろ寝る時間よ。」促すライザ。大人しく従うレオ。
改めて食卓で向き合うライザとシロー。
「あなたってホントにそう言う所あるわよね」
ライザの知らないうちにすっかり仲良くなっていた二人。アノ手コノ手で懐柔したらしい。やっぱり男親も必要なのかしらと少しばかりのジェラシーも感じつつ、安堵感みたいなものも感じていた。
「順調?ライザ」
「今日はコックピットドリルよ」「あんなの30分もあれば終わるわよ」「今の船なんて、ほとんどAI任せよ。」
「で、クルーは本当にアレだけで大丈夫なのか?
言っちゃなんだが、ジイさんと猫型ロボットって…」
「他の船なんてパイロットすら乗ってないじゃないの。ナビAIが全部やっちゃって。それにジイさんジイさんって言うけどギルは何でも作れるのよ。ビーだって凄く役に立つんだから。」
「あなた達の希望だって汲んだでしょ」
Ⅱ局から送り込まれた2名のクルーを加え総勢5名(4+1?)でこのミッションに挑むことになる。人類史上最大のミッションに。なるのだが、ライザとシローにはその前に小さなミッションがあった。終了時間未定の。




