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女神様に溺愛されたアイは宝石魔法を覚えて、モフモフな使い魔と一緒に異世界スローライフを送る  作者: 色石ひかる
第12石_アクアマリン

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第72話_ハンターギルドに集合

 2刻の鐘が鳴るあたりでリリスールさんが家に来た。どうやらハンターギルドからの伝言で、ハンター全員がハンターギルドに来てほしいみたい。


 プレシャスを連れてリリスールさんと一緒に街へ向かった。ハンターギルドに到着して扉を開けたると、いつも以上に人で混んでいた。リガーネッタに登録している以外のハンターも、全員が呼ばれたみたいだった。


「アイちゃん、隅のほうで話を聞くかい」


 リリスールさんが聞いてきたので、頷いてから答えた。


「中央だと聞きにくいと思うから、聞きやすくて邪魔にならない位置で聞きたい」


 リリスールさんに誘われて、前方の壁際にある席へ座った。


 しばらくしてコーテリアさんが受付の横に現れて、マイリンさんも近くにいる。ふたりとも神妙な面持ちで、よくない知らせだと容易に想像できた。


「街に滞在していて声をかけたハンターは概ね集まったようです。知っている人も多いと思いますが、私がギルドマスターのコーテリアです。噂を聞いている人もいると思いますが、領主様からの緊急依頼で招集しました」


 半数程度のハンターはざわついて、残りのハンターは次の言葉を待っていた。リリスールさんは真剣な顔つきをしたまま驚いていなかったので、話す内容を知っていたみたい。


 部屋のざわつきが収まってからコーテリアさんが続きを話す。


「知っているハンターもいると思いますが、上位魔物がリガーネッタに近づいています。まだ方向は定まっていませんが、最悪の場合は5日後に街近くまで来ます。ですが上位魔物は大聖女様が対応していますので安心してください」


 周囲がざわついているけれど、ミーリンさんも上位魔物の接近を知っていたくらいだから、驚いた声は聞こえなかった。確認のためにリリスールさんへ聞く。


「リリスールさんも何か知っていたの?」


 横に顔を向けて小声で話しかけた。


「驚いたかい。リガーネッタの中級ハンター以上は知っていたよ。でも口止めされていたから、アイちゃんに話せなくて悪かったよ」


 謝るように話してくれた。口止めされた理由は街の人たちを不安にさせないためと思われるので、納得できる内容であった。


「上位魔物の噂は聞いていたから、気にしていないから平気よ。それよりもメイティリスが無事か知りたいけれど、何か聞いていない?」


 私にとってはメイティリスが上位魔物に向かったほうが重要だった。


「最新情報かは分からないけれど、上位魔物相手に善戦していると聞いたよ。これだけの内容だけれど安心したかい」


「やっぱりメイティリスはすごいのね。無事でよかった」


 上位魔物は消滅していないみたいだから、戦いはまだ続くと思うけれど皆が無事でいてほしい。


 メイティリスのことを考えたあとに、コーテリアさんへ視線を戻した。ちょうど続きを話し出そうとしていた。


「緊急依頼は街と森周辺の魔物退治で、普段と異なる魔物や中位魔物の存在も確認されていますので注意してください。報酬はランク相当のポイントと金貨10枚で、買い取り価格は通常の2倍にします。パーティー編成も通常の制約はありません」


 驚いている声が上がったのは主に若い人たちからだった。装備は質素で私と同じような駆け出しにみえたので、低いランクほどお得なのかもしれない。


「依頼を受けるかはハンター自身に任せます。参加するハンターで現在受けている依頼があれば、一旦保留としますので安心してください。参加者はマイリンへ申し出てください」


 コーテリアさんは説明を終わりにすると奥の部屋へ消えていった。よほど好条件なのか、すぐに何名かのハンターたちがマイリンさんに話しかけている。


「アイちゃんは魔物退治を受けるのかい」


「街の人の役に立ちたいから緊急依頼を受けたいけれど、気になる点があった」


 緊急依頼は初めてだったので、よく分からない内容がいくつかあった。


「あたいの分かる範囲で教えるよ」


「パーティー編成の制約が分からなかったのよ。依頼を受けるにしても、私ひとりでは討伐は無理と思っているから、誰かと組む場合の制約を知りたかった」


 プレシャスは強いけれど、魔物が多ければ対応しきれない。私自身はまだ魔物退治になれていない。ひとりでは無理と分かっているからパーティーでの参加が前提になるけれど、誰とでもパーティーが組めるのかが分からなかった。

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