表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神様に溺愛されたアイは宝石魔法を覚えて、モフモフな使い魔と一緒に異世界スローライフを送る  作者: 色石ひかる
第9石_スフェーン

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

57/88

第57話_討伐依頼完了

 ハンターギルドに到着すると、マイリンさんが出迎えてくれた。


「ビッグポイズンフロッグを倒してきたよ」


「初めての討伐はどうでしたか?」


「緊張したけれど攻撃される前に倒せたから、依頼としては順調だったと思う。でも帰りがすごくて大変だった」


「ライマインさん、何かあったのですか?」


 心配そうにマイリンさんが聞いた。


「討伐依頼自体は問題なくて、遠くから魔法で仕留めた腕も見事だった。問題は街へ戻るときにスパイクベアーと遭遇したことだ」


「まだ街の近くを彷徨いていますか? すぐに討伐を向かわせます」


 マイリンさんは受付嬢で突発的な魔物出現に慣れているのか、一瞬だけで驚いただけですぐに対応策を考えたみたい。


「俺たちだけで倒したからもう問題はないが、街周辺でスパイクベアーを見かけたのが気になる。ギルドマスターに知らせたい」


 ライマインさんの説明に、マイリンさんは安心した表情を見せた。


「ちょうどよかったです。ギルドマスターもライマインさんを探していました。アイさんの討伐依頼は、わたしのほうで対応します」


 マイリンさんの言葉を聞いて、ライマインさんは奥の部屋に消えていった。


「たしか魔石を渡せばよいのよね。素材は落ちていなかったよ」


 マイリンさんにビッグポイズンフロッグの魔石を渡した。


「魔石があれば大丈夫です。魔石は売りますか、それとも持ち帰りますか。素材も買い取りできるので、見つけたら持ってきてください」


「まだ魔石を使う予定はないから売りたい。リーフウルフも倒したから、その魔石も一緒に売ってもらいたいけれど平気?」


「大丈夫です。一緒に鑑定します」


 リーフウルフの魔石も一緒に渡したけれど、スパイクベアーの魔石だけは記念に手元へ置いた。マイリンさんは鑑定装置を持ってきて、魔石をひとつひとつ鑑定装置に乗せて確認していた。私が見ている間に全ての魔石が確認し終わった。


「ビッグポイズンフロッグが7匹で、リーフウルフが3匹でした。討伐報酬と魔石で銀貨13枚です」


 マイリンさんが渡してくれた金額を確認してから受け取った。


「金額は多くないと思うけれど、やっぱり初めての報酬はうれしい。今日は食材を多く買って、夕食を豪華にするつもりよ。私自身へのご褒美ね」


「アイさんの笑顔は癒やされます。自分へのご褒美はすてきだと思いますよ。ほかの依頼も見てみますか」


 うれしさが顔に出ていたみたいだけれど、うれしいときは素直に喜びたい。


「次はリリスールさんに監視役をしてもらいたいから、依頼内容はリリスールさんと一緒に決めたい。今はリリスールさんが来ていたりする?」


「ギルドマスターのところにいますが、戻るまで時間がかかると思います」


 マイリンさんが教えてくれた。


「時間が掛かりそうなら、あとでリリスールさんには話してみるね」


「分かりました。今日は何か用事はありますか」


 めずらしくマイリンさんが私の予定を聞いてきた。


「お金も入ったから買い物して帰るくらいだから、特に予定はないよ」


「もしよければ妹のミーリンに会って頂けませんか。アイさんと話したいと言っていて、今なら酒場も空いていますから大丈夫です」


 ミーリンさんがきっかけで、酒場で踊れるようになった。小遣い程度だけれど今の生活に役立っているし、自由に踊れるのも好きだった。


「私もミーリンさんと話してみたい。実はあまり会話していなかったのよ」


「妹も喜びます。酒場の奥にいると思うので、父親に声をかければ平気です」


 マイリンさんと別れて、プレシャスと一緒に酒場へ移動した。プレシャスが私の顔を覗いていた。討伐依頼が達成できて、プレシャスも喜んでいるのかもしれない。


「アイ様が無事に討伐依頼を達成できてよかったです」


「最後はプレシャスがいて助かったから、今後もよろしくね」


「もちろんです」


 プレシャスと話しているうちに酒場へと着いた。


「サムダラさん、ミーリンさんと少し話しても平気?」


「夕食の下準備中だが、邪魔しなければ構わない。今日は踊り子として踊ってもらうことはできそうか」


「買い物して家に帰るだけだから大丈夫よ。ミーリンさんとお喋りが終わったら踊るから、そのときにまた声をかけるね」


「ミーリンは奥の部屋だ。ゆっくりしていってくれ」


 近くの扉から奥へ入るとミーリンさんの姿があった。


「マイリンさんから聞いてきたよ。私と何の話がしたいの? サムダラさんからは了解をもらった」


 ここへ来た理由をミーリンさんへ話した。


「本当に来てくれてうれしい。いつもお姉ちゃんとばかり話していて羨ましかったのよ。近くに腰をかけてね。わたしは手を止められないけれど気にしないで」


 顔だけは私のほうへ向けてくれたけれど、手元はずっと動かしていた。


「平気よ。私も食事を作るけれど、ミーリンさんは慣れているよね」


「毎日だからね。実はアイちゃんの音楽と踊りに興味があるのよ。音楽と踊りがぴったりあっていて、何処で習ったか知りたいかな」


 ミーリンさんは私の音楽と踊りに興味があるみたい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ