恥の上塗り
汚名挽回。
この日本語は正しいか?
否。
汚名は不名誉のこと。
そして挽回は取り戻すこと。
この二つを足せば“汚名挽回”=“不名誉を取り戻すこと”になり、日本語としては正しくない。
各部隊の持て余し者で編成された“いらん子中隊”。
そんな立場は確かに不名誉であり、どうにかしたいと思うのは。むしろ人情だろう。
皆で協力して、苦楽を共にして、血と汗と涙と、場合によってはその他体液を流し、或いは分泌し、夕日に向かって駆け出したりなんかして、甲子園か花園の決勝戦で奇跡の逆転劇を演じてみせ、優勝旗を手に栄光と名誉を挽回すれば万々歳だが、何か違う。
残念だが―――この作品は、そういうことはしない。
彼等が所属するのは、清く正しく部室でタバコを吸ってみたり、後輩に対して暴力振るってみたりとか、飲酒で補導されたりとか、修学旅行で集団万引きに挑むとか、そういう可愛らしい不祥事で彩られた高校の部活動ではない。
諦めたら試合終了になったり、主将が高校生のクセに小学生の女の子に手を出して1年間も休部に追い込まれるバスケ部でもない。
当然、休部を理由に小学校6年生のバスケ部を指導するなんていう、おいしい―――否、犯罪の上乗せもしないし、させない。
彼等はあくまで変人と奇人と《精神的》病人の集合体である近衛兵団の兵隊達。
最も狂っていながら、最も従順という意味では精緻であることを求められる兵隊稼業。
そんな組織の中で爪弾きにされた者達が何をしでかそうと、何に取り組もうと、それが一筋縄でいくはずもなく―――
“汚名返上”。
それが目的で参加した作戦。
結果は先に言っておこう。
“恥の上乗せ”
これ以外にはなかった。
はるかの駆る霧島騎が薙刀を振り回す。
「きゃっ!?」
横に展開していた美柚姫が、危うく大きく振り回された薙刀に頭を吹っ飛ばされそうになって首をすくめた。
「あ、危なぁっ!」
「お姉ちゃんっ!」
MCRに陣取る妹の瑞穂が警告する。
「フォーメーションが近すぎる!長モノ使う僚騎との間合いを正しくとって!」
「そ、そんなこと言われてもっ!」
美柚姫は対峙するツヴァイを睨みながら答えた。
「作戦上のフォーメーションは、密集隊形だよ!?」
「そんなこといったって!」
ガンッ!
薙刀の峰が遂に騎体に接触した。
「……ごめん」
通信モニター上のはるかは短くそう言うだけ。
もし、刃が命中していたら肩が吹っ飛んでいるところだった。
「間合いをとるよ!?こちら朝倉、フォーメーションを変更しますっ!」
「こちら夏川、許可出来ない!現状のフォーメーションのまま、敵を押せっ、勝てる!」
「無茶だよぉっ!霧島中尉っ!薙刀を使うならもうちょっと周りに神経を!」
「……無理」
はるかの薙刀が敵の胴に深々と突き刺さり、直後に引き抜かれた。
素早く下げられる薙刀の柄が再び美柚姫達を襲う。
「わざとやってない!?」
「……誤解」
「えいっ!」
「それそれ♪」
その近くでは、二騎の“白雷改”がたった1騎のサライマを袋だたきにしていた。
サライマの左足は膝関節で切断され、右足には戦斧が深々とめり込んでいる。
近くには切断された右腕がオイルまみれで転がっている。
残された左腕が、騎体がダメージを受ける度にビクビクと動く。
ドン!
ドン!
亜紀が駆る“白雷改”が装備するのは短機関銃型の速射砲。
正確には、魔力の反発を利用して、超高速で弾丸の代わりに針を撃ち出すニードルガンだ。
対妖魔戦用に開発されたが、針が20ミリと細く、さらに発射に際して騎体から少なからぬパワーを奪うこと、トドメとして、従来の“幻龍”型で運用すると十分な出力が確保出来ないなどの欠点ばかりが目立ち、ろくすっぽ使われもせずに10年以上前に近衛でも配備が取りやめになった代物だ。
何故、亜紀がそんなものを使っているかといえば、このニードルガンの特質にある。
発射した針が射出された魔力の影響で強い電気を帯びているのだ。
超至近距離でメースやメサイアの装甲が施されていない弱い所に撃ち込むと、騎体内部に喰らいこんだ針から電気が流れ、これが騎体を通じた疑似感覚として、或いは最悪、直接的なダメージとして操縦者に襲いかかるのだ。
メサイアやメースは、騎体の受けた感覚を疑似感覚として操縦者に伝える機能がついている。
このおかげで操縦者は例えばモノを握ったとしても握りつぶすのを防ぐことが出来るし、歩くことも出来る。障害物を避けることも出来る。
人間が体中に感覚を伝える神経を持っているのと同じ効果をもたらすのだ。
確かに便利は便利だが、反面において、これが操縦者にとっては敵になることがある。
騎体が受けたダメージを痛みとして操縦者に伝えてしまうのだ。
この痛みは半端ではなく、下手をすれば操縦者をショック死させてしまう程だ。
だから、メサイアとメース共に感覚については一定のレベルを超える《多くは激痛に分類される》ショックと判断された場合、瞬時に安全装置が働き、感覚の伝達を遮断する機能がつけられている。
ただ、これが上手く働かない種類のダメージが一つある。
電撃だ。
原因はわかっていないが、この感覚だけは何故かセフティが働かずダイレクトに操縦者に伝わってしまう。
神経を伝わるのが一種の電気であることから、安全装置が電気ショックを痛みとして捉えることが出来ないのではないかという仮説は存在するもの、実証は出来ていない。
ニードルガンから発射された、帯電した針は装甲の施されていない弱いカ所に命中すると、鋭い痛みと共に電気ショックで操縦者を襲う兵器だと気付いたのは、実は亜夜だった。
亜夜は、妖魔をなぶり殺しにするために常にニードルガンを騎体に搭載していたが、ある作戦中に、それを誤って味方のメサイアの首筋に命中させる事故を起こし、騎士をショックで心肺停止状態に陥らせた。
事故そのものは乱戦中によくある事故として処理されたが、この経験から亜夜はニードルガンがメサイアに有効だと気付いた。
装甲は貫通出来ないが、非装甲部に命中させれば面白いことが見えるんだ。
じゃあ、メサイアに有効ならメースには?
亜夜は次の出撃でそれを試した。
効果は反応から察するしかなかったが、刺さった途端、魚が跳ねるように体をのけぞらせたことから、亜夜は有効と判断した。
何発撃ってもいい。
その都度、ビクビクとのけぞる反応を示す。
面白いと、亜夜は素直に思った。
それ以降、ニードルガンとその的であるメースは、亜夜にとって、そして姉の亜紀にとって格好の玩具となった。
現にこうして楽しんでいる。
メースのコクピットハッチがどこにあるかは、たくさんのメースをなぶり殺しにした経験から知っている。
脱出出来ないようにハッチに粘着性のトリモチ弾を命中させておくと、ハッチが開かないから長く“楽しめ”ることもだ。
「ほらほら」
ニードルガンを乱射され、一部がまるでハリネズミかサボテンのようになったサライマを前に、亜紀と亜夜はいたぶる手を止めない。
「まだ死んじゃダメだよ?」
メキメキメキ……グシャッ。
“白雷改”の脚が残された左腕の肘を踏みつぶした。
「あーっ、亜夜ちゃんヒドぉい!」
「何が?」
「私がやろうと思ったのにぃ」
「あははっ。ごめぇん」
「もうっ」
亜紀は口を尖らせると、
「せぇの」
ガシャンッ!
“白雷改”の右足で思い切りサライマの残骸を蹴り飛ばした。
サライマが変な所でくの字に曲がって宙を舞った。
「シュート、決まったぁ!」
「ナイスシュート♪」
「こちら夏川!」
「あれぇ?オバさんからだぁ」
「誰がおばさんだ、たった1騎に何をしているか!」
「えーっ?楽しんでいるのにぃ」
「人の楽しみ邪魔するなんて、イケないんだぁ」
「えーっ?亜夜ちゃん、イケないのぉ?」
「私じゃないよぉ。あの夏川ってオバちゃんだよぉ」
「ああ」
地面に転がってなお、動こうと、或いは逃げようと足掻くサライマの背中を踏みつけた亜紀が言った。
「あのアマ、不感症なんだ」
「お気の毒にねぇ―――あのトシだもん」
「こうねんきしょーがいってヤツかもね」
「いゃあねぇ。トシとるって」
「ホント。私達、若くてよかった」
「「ねーっ」」
「上官侮辱罪で殺されたいのかっ!」
夏川の凄まじいほどの罵声が響いた。
「さっさと他の敵を片付けろ!営倉にブチこむぞ!?」
「ブチこむだって」
クスクスと亜紀はどこか壊れた調子で笑った。
夏川を挑発しているんじゃない。
純粋に言葉尻を捉えて遊ぶ小学生のような反応だった。
「ブチこまれたいのよ。さみしいから」
「ぶっといのがいいのかな?」
「売れ残りだから、アソコ乾いてるんじゃない?」
「ガビガビだったりして」
「あははっ♪」
「こ、このキ●ガイ共……っ!」
「―――まぁ、いいか」
亜紀は、踏みつけているサライマの反応が弱くなっていることを脚の感覚で知ると、言った。
「“これ”、飽きちゃった。他のもっと“活き”がいいので遊ぼ?」
「そうだね。お姉ちゃん」
「じゃ、まずはお片付け」
「“ゴミ”は焼却♪」
横倒しになった騎体を爪先で少し持ち上げると、その腹の下へ四角い塊を放り投げ、爪先を外した。
数秒後、サライマの腹の下から激しい光を伴った炎が立ち上り、サライマがその紅蓮の嵐の中へと消えていく。
ハイパーナパーム弾と呼ばれる超高燃焼爆弾をサライマの腹の下に放り込んだのだ。
あの広域火焔掃射装置に匹敵するとまで言われるその爆発によって、サライマは一瞬のうちにメース使いと共に焼き殺された。
「お片付け終了!」
わざとらしい敬礼をする亜紀と、
「ゴミは焼却に限りますなぁ」
そうおどけてみせる亜夜。
二人はニードルガンのカートリッジを交換すると、新たなエモノへと狙いを定めた。
「夏川大尉っ!」
そのかなり後方で、状況を確認していた大月がじれたように言った。
「前進を!フォーメーションも何もあったもんじゃない!」
「何をやってるのよ!」
夏川は顔を真っ赤にしてコクピットでわめいた。
「4騎で連携して押せば勝てる、教本に書いてある通りに動けば勝てるのに!」
「我々で穴を埋めましょう!我々は指揮官です!」
「指揮官だから」
夏川は答えた。
前に出ようとする大月騎に対して、夏川騎は静観の構えを解こうとしない。
「ここでいいのよ」
「なっ!?」
「テキストに書いてあったでしょう?指揮官は全体を把握し、適切に指揮することが求められるって」
「それは、指揮官が後方にいるべきことを指していないです!」
「相手はたった6騎でしょう?」
「それは残りです!現実が見えているんですか!?部隊の連携がとれていないのは自分にもわかります!ここんなのマズ過ぎる!霧島騎に邪魔されて朝倉騎は実力を発揮出来ない。佐野姉妹は一騎相手に遊んでいる!」
「作戦予定上では勝てる展開よ」
「現実を見て下さい!戦争は計画上でやることじゃない!戦争は戦場で起こるものです!」
「私達が立案した作戦でしょう?そして、その下で動くことをあいつらは認めた。なら、作戦通りに動かないのはあいつらの失態。リカバリーするのは、あいつらの当然の義務であって、我々はここで結果を求めて当然。我々は指揮官なんだから」
「き、詭弁を―――」
「詭弁?」
はんっ。
夏川は見下したような顔で、通信モニター上の大月を睨んだ。
「兵隊の失態を一々指揮官が補っていたら、指揮官ばっかりが戦場で死ぬことになるわ。そんなの理不尽でしょう?私達は命令する立場であって、あいつらはその命令に従う義務がある。義務の履行を求めたら詭弁とは、それこそどういう理論かしら?」
「―――死人が出たら、誰が責任とるんですか」
「当の本人。遺族への遺書の書き方は手本があるから参考にしなさい」
「あんた……人間じゃない」
「あら?私はこれでも温情あふれる人間よ?だって、現に部下を信頼してすべてを任せているじゃない?責任まで含めて」
「……このっ」
大月は通信モニターから顔を背けた。
戦況も、部下も、そして副官ですら正視に耐えられる存在が彼の周りにはどこにもなかった。
はやく、一瞬でもはやく、この悪夢が終わってくれることを祈るしかなかった。
「おい」
MCRに陣取る筋肉質な男が通信モニターに現れた。
筋肉質の体に戦闘服をまとうが、何故か胸元が大きく開かれ、分厚く鍛えられた胸板が丸出しになっている。
それがなぜか、この男にはよく似合う。
大月のパートナー、阿部大尉だ。
「敵が動いた。増援だ」
「くそっ。現状は?」
「霧島と、やっと間合いがわかった朝倉が頑張っているが、佐野のガキ共はラリったままだし、いかんせん多勢に無勢だ。むしろよくやってると思うよ。雌のわりにな」
阿部は手早くパネルを操作しながら答えた。
「残存は5だ。今、朝倉が1騎喰った。増援は―――12騎」
「夏川大尉」
「指揮官はあなたでしょう?副官の私に何を求めているの?」
「ここまで―――っ!」
大月は夏川をぶん殴りたい衝動を死に物狂いで抑えながら言った。
「阿部大尉、発光弾を撃ってください」
「種類は?」
「撤退」
「いいんだな?」
「いいんです。僕が指揮官なんですから!
「大月大尉っ!?」
大月は夏川騎との通信を切った。
「おいおい。副官との通信を切っていいのかい?あのバカ、あとでぶん殴りに来るぞ?」
「僕が指揮官です。それに従えないなら、部隊から出て行ってもらいましょう」
「そう一筋縄でいく相手とも思えないが」
阿部は苦笑しながら頷いた。
「そういう所、愛してるぜ?」
作戦を台無しにした!
軍法会議ものだ!
殺気だった金切り声をあげるのは、当然ながら夏川だ。
大月はそれを完全に無視した形で整列した部下達に言った。
「ご苦労さんだったね」
「……いえ」
美柚姫は、大月の横でギャーギャーわめき続ける夏川を顔を引きつらせて眺めつつ、答えた。
「すみません……まだ、騎体というか、部隊の連携に慣れなくて」
「いいよ。今回は、部隊の連携を知ることが目的のようなものだから。霧島中尉」
「……はい」
「最高スコアをあげた感想は?」
「……スコアは」
一言一言、はっきりとしたイントネーションで発音された言葉が耳に届く。
「……部隊のもの。個人は関係ない」
「……そうだね」
大月は頷いた。
「どうだろう?個人のスコアはどうせ上層部がまとめているだろうけど、僕達は僕達で、スコアはあくまで部隊のモノっていうことで」
「どういうこと?」
亜夜が首をかしげた。
「戦果は一人のモノじゃなくて、みんなのモノだってこと」
「じゃあ、私が百人殺して、お姉ちゃんが百一人殺したら?」
「部隊で二百一人殺しましたって答えるんだ」
「うーん」
亜夜は少し考えてから頷いた。
「いいよ?たくさん殺したって胸を張れるもん!」
戦闘服からも、いやでもわかる幼すぎる胸を反らせた亜夜に、大月は苦笑しながら頷いた。
「亜紀ちゃんは?」
「亜夜ちゃんがいいならね?私もいいよ?何しろね?私はお姉ちゃんだから」
「偉いね」
「でしょう?」
ふふん。と、亜紀は鼻で笑ってみせた。
「何しろ、私はお姉ちゃんだから」
「朝倉大尉は?」
「まぁ、それで当然だよね」
美柚姫は満足そうに頷いた。
「私達は一蓮托生だもんね」
「何を言ってるか!」
たまらず大月を突き飛ばして、朝倉の胸ぐらを掴んだのは夏川だった。
「作戦は大失敗、戦線を確保することも出来ず、おめおめと後退する失態を犯しておきながら、なんだその態度は!」
「へっ?」
きょとん。とする美柚姫に、
「反省の色がないっ!」
血走った目で睨む夏川。
その拳が握りしめられ、まさに美柚姫に振り下ろされようとした直後―――
「ちょっと待てよ」
その腕を止めた筋肉質の手。
阿部大尉だった。
「作戦は本当に失敗したというのか?」
「な、何を!」
「考えろよ」
掴んでいた腕から手を放し、阿部は優しい声で夏川に諭すような口調で言った。
「後藤隊長が、俺達をどうして“ここ”に送り込んだのか」
「そ、それは」
じっ。と阿部に見つめられ、何故か頬を赤くした夏川が視線をそらせた。
「メースの撃破であって……」
「違う。部隊を戦闘に慣れさせるためだ。他部隊の縄張りに割り込んで功績を立てることなんて、そんな後で面倒くさいことになる事態を、あの後藤隊長が望んで命じるはずはないだろう?」
「で……ですけど」
「朝倉と霧島に互いの背中を守らせるフォーメーションを取らせたのは正解だったと思う。後は、佐野の―――お嬢ちゃん達には、もっと多数を仕留める戦い方を学んでもらえばいい」
「たくさん殺す?」
「ああ」
亜夜に答えた阿部の口調は、どこかそっけない。
答えるのがむしろ煩わしいといわんばかりだ。
「なぶり殺しじゃなくて、殺しまくりのほうがいいの?」
「当然」
「そっかぁ」
「そうなんだ」
佐野姉妹は、今更何を。そう思わせることで驚いた顔で違いを見合った。
「じゃ、お姉ちゃん。次はどっちが高い屍山を作れるか競争しよう?」
「どっちが太い血河を作れるかもね♪」
「負けないからぁ」
「私もぉ!」
「どっちにしろ、戦果より大切な部隊の連携ってものぁ、確かに手に入った。だから、俺達は退いたことを恥じる必要はない。むしろ、長い目で見れば勝ったようなもんだ」
「勝った?」
「そうさ―――連携を勝ち取ったんだ。そうは思わないか?」
「そ……そう、ですね」
ごくっ。
生唾を飲み込んだ夏川は頷いた。
「私、そう思いますわ。阿部大尉」
「いい女だ」
「えっ?」
「褒め言葉さ。額面通り受け取ってくれ」
「……はい」
潤む瞳で頷く夏川に、
「―――というわけで」
くるっ。
阿部は何故か、即座に背を向け、
「今回の作戦は―――」
ぽんっ。
大月の肩をそのしっかりとした手で掴んだ。
「無事に終了ってことさ」
「あ、ありがとうございます」
「なぁに」
阿部はニヤリと不敵に笑った。
「パートナーだろう?俺達は」




