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ゆきと春香  作者: のこころ
31/63

露出度95%




コーリーと春香は、朝食を済ませて外に出ていた。




2人の前に、ぽん爺が古びた杖を持って立っている。




「ぽん爺さん!その杖初めて見る!」




「ふぇふぇふぇ、今日はちょいと強めの魔力使うのでのぅ、ワシの愛用の杖じゃ。」




(…伝説の魔法使い、ポンモール セビロさんの杖…)


コーリーは、身震いした。




「そーなんだ!でも何かボロボロなのね。」




「うむ、長い間使っとるからのぅ。」




「じゃあ!今日は強力な魔法を教えてくれるのね?」


春香がワクワクしていた。




「そうじゃな、ワシが教えるのは学校なんかでは教えとらんやつじゃ。2人は魔法使えるかの?」




「えー!学校では12年生にならないと、本格的な魔法は教えてくれないんだもん…でも召喚魔法なら使える!」




「僕は、5年生なので召喚魔法もまだ習ってません…召喚魔法は8年生で教わるので…」


コーリーはしょんぼりした。




「ほぅ…では、召喚魔法とやらを、見せてくれんか?春香ちゃん。」


ぽん爺が、側の岩に腰掛けた。




「無理なの!遠いとね、呼べないの。」




「なるほど…直接本体を呼ぶ魔法じゃな。」




「そうだよ?え?それが召喚魔法じゃないの?」


春香はキョトンとした。




「本体を直接呼ぶのは、召喚魔法では無いのじゃ、それは呼び出しの魔法じゃの。」




「えー!そうなんだ!」


春香とコーリーは驚いた。




「召喚魔法とは、その場に召喚する。それは本体ではなく、分かりやすく言うと魂たましいなのじゃ。」




「魂!?じゃあ、チャンタ死んじゃうよ!それは駄目!」




「チャンタ?それが春香ちゃんの召喚出来る物かの?」




「チャンタは物じゃないよ!私の猫なの、ピトーも居るんだよ♪可愛いんだから!」




「ふぇふぇふぇ、魂といっても死んだりはせんよ、そうか猫飼っとるんじゃな、チャンタの身には害は無いから安心せい。」




「そうなの!?」




「大丈夫じゃ、ただ今の春香ちゃんじゃその魔法は使えん、契約するのじゃ。」




「契約?」




「そうじゃ、精霊と契約するのじゃ。」




「精霊!?」


春香とコーリーは思わず声を出した。




「精霊と契約することで、召喚魔法が使える様になるのじゃ、簡単じゃろ?ふぇふぇふぇ。」




「するする!チャンタとピトーにいつでも会えるってことだもん!」


春香は目を輝かせた。




コーリーは戸惑っていた。




「コーリー君、どうした?」


ぽん爺が尋ねた。




「いや…あの…精霊と契約って、何か条件とかはあるんですか?」




「ふぇふぇふぇ!コーリー君は慎重じゃのう(笑)そういう警戒心は大事なことじゃ。質問の答えじゃが、精霊との契約には必ず条件があるのじゃ。」




「えー!条件って何?」




「それは精霊によって違う、直接聞いて見るのじゃな。」


ぽん爺は、ボソボソっと何かを呟いた。


すると、杖が光り始めた。




「!?」




ぽん爺の目の前の地面に、7色に光る魔法陣が浮き出てきた。コーリーは、思わず足元近くの魔法陣から飛び退いた。




「綺麗…」


春香はボーッと魔法陣を見た。




「いでよ!ジェンティ ルドンナ!!」


ぽん爺が叫ぶと、魔法陣から、露出度95%姿(?)のスタイル抜群の髪の長い女性が現れた。




「あらぁー、ポンモールじゃないの♡」


露出度95%の女性は、ぽん爺に微笑んだ。




春香は女性の上から下までを舐めるように見た。


「凄すぎる、また負けた…」


ガクッとうなだれる春香。




コーリーは目のやり場に困っていた。




「ルドンナちゃん!2人契約したいのじゃー!うへへ。」


ぽん爺は、ただのエロジジイになっていた。




「あらぁ!お客様ね、そこの可愛いお嬢ちゃんと、坊やかしら♡うふふ。‬」


ルドンナは、2人を見た。




「はいっ!契約したいの!ルドンナさん!」


春香は迷いなく言った。




「いいわよ♡私からの条件を約束出来たらね。」




コーリーはドキドキしていた。




「条件は何ですか?」


春香が尋ねた。




「召喚魔法1回に付き、あなたの総魔力の1%を私が貰うの。大丈夫?うふふ。」




春香は一瞬ためらい、ぽん爺を見た。ぽん爺はルドンナの身体を見てデレデレしていた。




「はいっ!大丈夫です!(怒)」




「あら?大丈夫なのね。それじゃあ契約するわよ。あなたの名前教えてね。」




「桐生 春香です。」




「桐生 春香、私の契約に従う事を誓ってくれる?」




「はい!誓います!」




「はーい!じゃあ、契約終了よ。」




「え!?終わり??」


春香は拍子抜けした。




「うふふ、終わりよ♡そっちの坊やは、どうするの?」




コーリーは条件を聞いた時から、頭で一生懸命何かを計算していた。


「は、はい!契約します。コーリー ミギダスです!」




「コーリー ミギダス、私の契約に従うことを誓ってくれる?」




「誓います!」


コーリーは覚悟を決めた表情だった。




「はーい、坊やも契約終了ね♡ポンモール、お客様をありがとう♡ちゅ。」




「うひょう!!!」


ぽん爺は目が♡になった。




「それじゃあ、またお待ちしてまーす♡」


ルドンナは魔法陣と共に消えていった。




ぽん爺はキリッとした表情になった。


「うむ、2人共召喚魔法契約終了じゃな。」キリッ。




春香はとても冷めた目でぽん爺を見ていた。


コーリーも冷めた目でぽん爺を見ていた。




「えええ!?」


ぽん爺はいじけた。




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