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ゆきと春香  作者: のこころ
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フックスター家とムーンブルク軍




「あと5人程まだ来てないが、そのうち来るだろ、そろそろ本題に入ろうか。」




ジェイスが煙草に火をつけて話し出した。




「ジェイスさん!すみません!お話中ですが、質問いいですか?」




「ん?コーリーどした?」




皆コーリーを見る。




「あ、あの、…あと5人ってジェイスさん言いましたけど…」




「あぁ…あいつらマイペースだからな、ふはは!遅刻だな(笑)」




「い、いえ、その5人以外のムーンブルク軍兵はどこか別の場所に居るんですか?」




「ふぇふぇふぇ。」


ぽん爺が思わず笑った。




ゆきと春香は顔を見合わせた。





「ムーンブルク軍はあと5人で全員だ。」


ジェイスは煙草を吸いながら、真面目な顔で言った。




「えええ!?」




コーリーは驚愕した。




ゆきと春香はあまりコーリーの言葉の意味がよく分かっておらず、とりあえずあたふたした。




「その辺も含めて、分かりやすく説明してやる、コーリー。」




ジェイスはキリッと真面目な顔で煙草を踏み消した。




「部屋に煙草を捨てるんじゃないよ!」


空が一喝した。




コーリーは固まっていた。


ぽん爺は固まっていた。


シャナも固まっていた。





ジェイスは煙草を拾って、ポケットに入れた。




「では、分かりやすく話していこうか。質問は後で聞くからな。」





◇◇◇◇





100年前、餓者軍と名乗る軍団が現れ、世界中の国を襲い、人々を殺戮していった。




ノワン、ツーベリア、スリーソン、フォーリス、ゴーファイブ、アシックス、セブンピア、7つの国はそれぞれの国の最強の軍隊で立ち向かうが、全く歯が立たず、7カ国会議で案が出たのが当時、世間を騒がせていた、ならず者集団に討伐を頼むというものだった。


その集団は、カイエン フックスター率いるムーンブルク軍と名乗り、身寄りの無い者を集めた10人程の集団で、どこにも属さず、各国の軍とよくいざこざを起こす厄介者達だった。カイエンは討伐を断るが、討伐が成功した報酬として、国を1つ与えるという条件を提案される。


カイエンの夢は、種族差別の無い国を作ることだったので、餓者軍討伐を引き受けた。




餓者軍には、元帥1人と、6人の大将が居て、この1人1人が、ずば抜けて恐ろしい力を持っていた。




餓者軍大将達と唯一渡り合えたムーンブルク軍は、5年の歳月をかけて餓者軍元帥を瀕死の状態まで追い込む。




ムーンブルク軍も満身創痍の状態で、トドメをさしに行くが、世界の最果てゼロの大陸に逃げられてしまう。




餓者軍元帥は、ゼロの大陸に巨大な岩山を作り、籠城する。




カイエンは、岩山の前に自軍を全て集めて睨みを効かせ、餓者軍は猛威を収めた。




7カ国は、ムーンブルク軍を世界を救った英雄として称え、国を与えると申し出たのだが、カイエンは壊滅させてないと申し出を断った。




やがてカイエンとカイエンの妻は老いで他界し、息子の ガナックが軍を継ぐ。




その頃から各国に、餓者軍の兵隊が現れる様になり、ガナックは、自兵を散らばせて各国の軍と共に国を守った。




ガナックは、決着をつけようと岩山に攻め込むも、大将達の猛攻に合い死去。


ガナックの妻も餓者兵にやられ死去。




更に息子の、ジェイスに元帥が継がれる。




ムーンブルク軍の1人1人が、各国の数千を超える軍隊よりも強く、ジェイスも父ガナックと同じく、餓者軍兵が出現しやすい国や地域に、兵を配置した。




餓者軍大将、中将以外は、各国の軍隊でも何とか対抗出来たので、国は軍隊に力をいれ、現在に至る。





と、空が分かりやすく説明してくれた。




ジェイスは途中で空に、説明が分かりにくい!と一喝され交代したのであった。




話が終わる頃、また鉄扉が開いた。

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