表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
なぜか近づいてきたコイツの本性を暴いてやる!  作者: うちよう
第三章 榊火乃叶の本性を暴いてやる!
79/81

第79話 開かずの扉

評価ポイントありがとうございます!

更新の励みになります!!!

 コンビニで買い物を済ませ、僕は真っ直ぐ家へ帰った。 

 ミルクティー二本に果汁系のグミを三種類。妹の火乃叶ほのかの大好物である。

 それと合わせて、大っ嫌いな野菜たっぷりのサラダパスタも買ってきた。

 これで文句の一つでも言いに部屋から出てきてくれれば……というささやかな願いを込めて買ってきたというわけだ。

 火乃叶の部屋の前にやってきて、軽く三回ノックする。

 

 「火乃叶。コンビニ行って大好物とか色々買ってきたぞ~」

 「……」

 「……渡したいからさ、一瞬でもいいから扉を開けてくれないか?」

 「……」

 

 部屋の向こうからの返事は一切ない。

 本当に居るのか疑問に思うほど、部屋の向こうからは物音一つしなかった。

 まあ、皿に盛りつけてあった昼食が綺麗になくなって部屋の前に置いてあるから、部屋にいるのは間違いないんだけどね……。

 こうなることは最初から分かっていたけど、本当に、この先どうしたらいいのだろうか。

 今日、久山ひさやまが「自分の望みに協力してくれたら、今度は僕の望みにも協力する」と言ってくれたけど、正直何かが変わるとは思えなかった。

 だって、そもそも、当人である火乃叶自身が心の扉を閉ざしてしまっているのだから。


 ……でも、そうだとしても、この状態のままにしておいていい理由にはならない。


 だけど、僕には手に負えない。

 もう、どうしていいのか分からない。

 これから、何をしたらいいのか分からない。


 だからこそ、結果はどうであれ彼の言葉に縋るしかなかったのだ。

 

 「……ここに置いておくから、きちんと食べてな」

 

 そう言って僕は、部屋の前にコンビニ袋を置いてその場から立ち去る。

 

 そして翌朝、火乃叶の部屋の前に置いたコンビニ袋がなくなっているのを確認してから、僕は足早に学校へと向かった。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

今後とも、よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ