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《 アルブレロ・ファンタジア 》-運と実力で最強の生産職を目指す-  作者: 竹輪葱
序章

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生産…何しよう。

ーーー即時完了可能のクエストがあります。

受注しますか?



「ん、なんかしたっけ?」

キョーカが掲示板でクエストを探そうとすると、システムメッセージで即時完了可能の文言が出てきた。キョーカがクエスト内容を見てみると…



ーー【狼系モンスターの素材採集】ーー

何でもいいので狼系のモンスターの素材をください。

※自身で採集したものに限る。



「…森狼、最後まで至れり尽くせりな。成仏してくれ。」


「シュ。」


キョーカはクエストをすぐに受注するため受付カウンターに戻る。


「このクエスト、お願いします。」


「はい、承りました!お気をつけてくださいね!」


うう、なんかめっちゃ応援されてる。でももう終わってるんです。


「あ、あの。このクエストって量はどのくらい集めればいいですか?」


「こちらのクエストですと、常駐クエストとなっているのであればあるだけ良いですね。ギルドとしても有難い限りです!」


どうやら沢山よこせとのことらしい。まあ、あげるだけ貢献度も上がるみたいだから、出し惜しみはしなくていいかな。


「じゃあ早速、実はもう狼系モンスターの素材があまりに余っていて、今出しますね。」


キョーカはインベントリに有るだけの森狼の素材をカウンターに出してみると、塵も積もれば山となるというか、塵ではないんだが…とにかく、とんでもない量だったかもしれない。よくこれだけ倒せたものだと自分でも思う。


「…多いですね。でも、有難いです!最近は量に困っていたんですよ。これで遠分は大丈夫そうですね。ありがとうございます!」


おお、NPCとはいえやっぱり人間らしい受け答えをしてくれるんだなぁ。と、キョーカはしみじみ胸の奥で感動していた。







「すごい稼げた。これ凄いなほんと!現プレイヤーで一番のお金持ちな自信がある。」


「シュ〜♪♪」


キョーカは森狼の素材を生け贄に召喚した大量の通貨【マニル】を見てホクホク顔である。


「うわぁ、この金で何が出来る?例えば…木工とかいいな!あと武器作るとかもやってみたいし、料理もしたい!」


うーん悩む。元々生産活動をすることを目的に始めはしたんだ。何かしらの生産活動をしていきたい。となると、今1番需要があって皆から求められるのは…


「武器か食料だな。」


武器に関しては、プレイヤーなら絶対により強い武器を求めているので需要が高いだろう。ただ、より強い武器を作るにはまだまだゲームの進行度が足りなくて今すぐには出来ない。となれば残りは食料の調達になる。この世界でも、もちろん食料は重要になってくる。より良い食材で調理された物を食べることで様々なバフを得られたりするため、冒険者にとっては食料の調達は重要事項である。それに薬草栽培とかしたらポーションにもなるしな。


「よし、じゃあ食糧を集めるために農業しよう!」


「シュッシュシュ〜!!」


このゲームを始める前から気にはなっていたのが農業ギルドだ。ゲームの世界で農業のギルド?というインパクトが色々な人から注目されていた。僕もその1人である。


「じゃあ農業ギルドにも行っておかないと。」






キョーカは農業ギルドで加入の諸々を済まし、カウンターのおっちゃんに話を聞く。


「農業をするにあたって必要なことってある?」


キョーカは農業に関してまだまだ何も知らないのだ。重要な先駆者として話を伺うのが大事でしょ。


「おめぇ、そりゃあまずは自分の農地を持つことだ。農業が出来る場所がないと何も始まらん。」


「そ、そうだったああああ!!!農業する土地なんて持ってないよどうしよう。ああ土地はどうやって買うんですか。」


「そんな焦んなくても、うちのギルドで農業地帯を持っててな。そこの土地を切り売りしてんだ。ここで買えるぞ。」


良かったあああ。土地が必要なことすら頭から抜けていて本当に焦った。でもここで買えるなら何でもいい。あ、お金足りるかな?


「えーとな、今売ってる土地で安いのがここからで、高いのがここまでだな。」


「ほっ、全然足りそうだな。でも、土地が高くてもこんなに控えめなんてことあるのか?」


「それはな、このギルドで貢献度を貯めていくことで少しずつより高い土地も買えるようになるんだ。ちなみに、貢献度は採ったものの一部を納品したら稼げるぜ。」


「ありがとうおっちゃん。よおし、やるぞー!」





キョーカはとりあえず現段階で買える1番いい土地を購入。使わなかったけどローンを組むことも出来たらしい。ローンとか、どんだけリアル志向なんだよ。とにかく、1番いい土地と肥料なんかも沢山買い込んだ。


「ライズ、今から僕たちは農業をする!!」


「シュ?シュ〜シューー!!!」




キョーカが本当は1番気になってるのが武器作り。でも本人は妖精の里ですごい武器を見ちゃってるので作れる自信がありません。そもそもテイマー職を選んでるので武器を作る時には、なんの恩恵もありません。鍛治職を選んでいれば武器を作る際にある程度の恩恵があります。

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