表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
15/16

エルフの大森林 その4☆

大森林での戦闘パートです

大鬼主(オークキング)』のいる場所へ辿り着いた私たちは、ついに『大鬼主(オークキング)』の討伐を開始します。『小鬼(ゴブリン)』の他に、『大鬼(オーク)』を引き連れながら、辺りを散策している『大鬼主(オークキング)』。私たちは、リリアが考案した作戦の通りに行動を開始します。


 少し遡り、作戦を話し合います。


「『大鬼主(オークキング)』は本来、『大鬼(オーク)』を引き連れながら縄張りを支配するんだ。だけど、この森にいる『大鬼主(オークキング)』は『小鬼(ゴブリン)』まで引き連れている珍しい個体だ。さっきみたいに背後に警戒しながら、『大鬼主(オークキング)』を討伐する必要がある」

「結構すばしっこいからな。俺が前衛で引き寄せているとしても、後衛の2人とアリーシェだけじゃ、少しまずいだろう?」

「そうだね。ガイウスの援護にアリーシェを置いたとしても、後衛の私とクラリスが危険に晒される。なら、前衛と後衛を入れ替えよう。私とクラリスが前衛になり、ガイウスとアリーシェが後衛になる。それなら『小鬼(ゴブリン)』の背後からの攻撃も対処できるはずだ」


 私はリリアの判断に驚愕をします。詠唱に時間がかかる魔法職あえて前衛に置くという作戦のようです。


「それって、私に死ねっと言っているような感じですが?」

「いや、あえてこうするんだよ。そのほうが『小鬼(ゴブリン)』に対処できるしね。なら始めるよ。あいつがここから移動するまでには、討伐する」


 リリアの作戦通り、私とリリアが前衛に立ち、その後ろをアリーシェさんとガイウスさんが歩くという編成になります。すると、リリアの読み通りに『小鬼(ゴブリン)』が背後から奇襲を仕掛けてきました。ですが、ガイウスさんは『小鬼(ゴブリン)』達をあしらうように迎撃します。

 そして、『大鬼主(オークキング)』が出現し、私たちは戦闘を開始します。


「ブオオオオオオオオオ!!」

「すごい咆哮ですね。これは相当強い個体みたいですね」

「こりゃ、予想以上に強いな。だが、狩らせてもらう!」


 私とリリアは、『大鬼主(オークキング)』と対峙します。『大鬼主(オークキング)』の棍棒が私たちに振り下ろされるが、それを簡単に避けます。

 私は奇跡を唱え、バリアを展開します。周囲を見渡すと、『大鬼(オーグ)』が次々と現れてきます。


「次々と現れましたね。汚らしい図体がウジャウジャと湧いてきますね」

「『大鬼主(オークキング)』の能力だろう。次の咆哮が来れば、私たちによっては不利になるだろう」


大鬼主(オークキング)』の咆哮で、『大鬼(オーグ)』が次々と現れます。私たちは、『大鬼(オーグ)』を倒していきますが、『大鬼主(オークキング)』の攻撃も合間、苦戦を強いられます。


「『主よ(ドーミーネ・ダー・) 我が敵に(イニミシズ・ミーズ・)光の礫を(ラパイドズ・ラシズ)』」


 私は神の奇跡を唱えると、光を光線上に放ちます。すると、『大鬼(オーグ)』の群れに直撃し、『大鬼(オーグ)』は次々と倒れていきます。


「今ので大分片付いただろう」

「えぇ。でも、『大鬼主(オークキング)』には当たらかなかったみたいです」


大鬼主(オークキング)』は傷がついていない状態で立っております。どうやら、子分の『大鬼(オーグ)』が盾になったそうです。


「こいつは厄介だ。自らを守るように指示されているな」

「どうやら、本体を倒すには『大鬼(オーグ)』がいない状態を狙うしかないようですね」


 厄介なことに、『大鬼(オーグ)』は『大鬼主(オークキング)』の身に何かあった際に自身を守るよう指示しているようです。

 『大鬼主(オークキング)』に先ほどの奇跡が当たらなかったのも納得がいきます。


「今からデカいの放つ。クラリス、援護を頼む」

「もう、私は攻撃職じゃないんですよ」


 リリアは魔法を放つために詠唱を開始します。すると、『小鬼(ゴブリン)』が『大鬼主(オークキング)』の背後より出現し、私たちに襲い掛かります。

 しかし、リリアは詠唱中にも関わらずに火球を放ち、『小鬼(ゴブリン)』を返り討ちにします。


「詠唱中に別の魔法を放つなんて、人間業じゃないですよ」

「だが、詠唱は完了した。後はこれを放つだけだ」


 私たちは、『大鬼主(オークキング)』を引き寄せながら、『大鬼(オーグ)』を倒します。しかし、『小鬼(ゴブリン)』が後ろから襲い掛かりますが、その後ろから矢が『小鬼(ゴブリン)』の頭部を目掛けて飛んできました。


「二人とも、大丈夫?」

「アリーシェさん、助かりました。そっちは終わったのですね」

「あぁ、『小鬼(ゴブリン)』は何とか全滅させたから、後はこいつらだけだ」


 アリーシェさんとガイウスさんが合流しました。どうやら、『小鬼(ゴブリン)』たちを全滅させて来たみたいです。それを見たリリアは、少し微笑みました。


「さぁ、そろそろ終わらせるよ」


 リリアの声に、ガイウスさんは『大鬼主(オークキング)』に攻撃を仕掛けます。アリーシェさんも援護するように弓を構えます。


「『竜の一矢(ドラグ・アロー)』!」


 魔力を込めた矢を射抜くアリーシェさん。すると、リリアに襲い掛かる『大鬼(オーグ)』の頭部を吹き飛ばします。


「はぁぁぁぁぁ!」


 ガイウスさんは『大鬼主(オークキング)』に向けて斧を振り下ろします。しかし、『大鬼(オーグ)』が壁となりその攻撃を防がれます。

 そして私は、奇跡を唱えます。


「『父なる大地をペーター・テラー・リガー・ 我が敵を束縛せよイニミコズ・ミーオーズ』!」


 大地の神の奇跡を唱え、『大鬼主(オークキング)』の体を拘束します。すると、『大鬼主(オークキング)』は暴れながら木の拘束を解こうとします。ですが、その抵抗も空しく、すぐさまリリアの魔法が放たれます。


「滅せよ。『星戟剣(スターネンスクァート)』」


 空から巨大な剣が降ってきます。すると、『大鬼主(オークキング)』の頭部から剣が突き刺さり、『大鬼主(オークキング)』を串刺しにします。そして、摩擦熱の影響により、『大鬼主(オークキング)』の体が蒸発し『大鬼主(オークキング)』が焼き焦げてました。


「さすが、相変わらずチートですね。その魔法」

「すげぇ、剣が空から降ってきたなんて、初めて見たぜ」

「『大鬼主(オークキング)』を一瞬で倒すなんて、リリアさんすごいよ」


 リリアは杖に乗りながら私たちの方に振り向きます。


「二人は初めてだったね。これが私の得意な魔法、『剣を創造メージー・アム・アイン・する(シュワート・ズー・)魔法(アースキャフェン)』だ。私が思う形の剣を自在に()()ことができる魔法だ」


 リリアの得意魔法である『剣を創造メージー・アム・アイン・する(シュワート・ズー・)魔法(アースキャフェン)』は、彼女自身が思った剣を自在に創ることができる魔法です。

 彼女がその場で想像した剣を詠唱することで()()する極めて稀な魔法だそうです。私は彼女と長く旅をしているので見慣れてますが、初めて見る二人は驚いているのも無理もありません。それぐらい、珍しい魔法ですから。


「『大鬼主(オークキング)の牙』も手に入れたし、そろそろ帰るよ」

「そうですね。さすがに疲れましたね」

 

 私たちはエルフの里に戻ります。そして、長老様に『大鬼主(オークキング)の牙』を見せると、長老様は喜び、宴を開始します。

 しばらく祝宴に参加し、私たちはそれぞれの部屋に戻ります。私とリリアは部屋着に着替え、日記を書きます。すると、リリアが星空を見上げながら何か考えていたようです。


「どうかしましたか?」

「いや、なんでもない。日記も書いたし、寝ようか」


 リリアがランタンの火を消すと私たちは眠ります。しばらく眠り、ふと目が覚めるとリリアがベッドからいなくなっていました。

 私はリリアを探していると、偶然ガイウスさんと出会います。


「ガイウスさん。リリアを見ませんでした?」

「見たって、俺水飲みに起きたんだけど」


 ガイウスさんにリリアがどこにいるか尋ねますが、わからなかったようです。すると、民家の庭でリリアとアリーシェさんが何かを話しています。

 ガイウスさんと息を潜め、二人の様子見ます。そして、私は驚くのでした。


「まさか、アリーシェさんが……」

次回でエルフの大森林での回は終わります。

もしよければ、ブックマークやいいね、評価の程よろしくお願いします!

レビューや感想も是非!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ