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《6,5周年ですよ! &120万PV大感謝! これからもよろしくお願いします!》 ギャルゲー転生 ヒロインたちを攻略しようとしたら俺が攻略対象でした!?  作者: mask
晴美ルート

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晴美ルート52

 シャワー室から戻った私たちだったが。

「ううっ」

「もう。いつまでしょげてるんですか?」

「だって純情が奪われたー」

「純情って。いくつなんですか」

「永遠に乙女なの!」

「まったく」

 布団に寝転がる私に晴美さんが呆れた声。

 あの後、私たちはキスをしなかった。

 結局、私は晴美さんに揶揄われただけだった。

 人の気持ちを知らないでもう!

「羽澄さん」

「んー」

「羽澄さん」

「むー」

「えいっ」

「うひゃ!?」

 いきなり首筋に触れられて声を上げてしまう。

「何するの!」

「薬、塗ってください」

 起き上がってみれば、じーっと睨まれる。

 晴美さんは下着姿のままだった。

 そうだ。

 薬と包帯をやってあげないと。

 鞄から薬を取り出して晴美さんの右腕の縫合痕に塗っていく。

 これももう慣れてきたな。

 手際よく包帯を巻いていく。

「じゃあ髪あげて」

 晴美さんが前髪をかきあげる。

 火傷の痕。

 変色して引き攣ってしまった肌。

 乾燥するとひび割れて痛みが出てしまうため、薬が欠かせない。

「羽澄さんって恋人いないんですか?」

「えっ? うん」

 突然の質問に手が止まってしまった。

 それってどういう意図の質問?

「そうですか」

 気になるのに晴美さんはそれで口を閉ざしてしまう。

「そういう晴美さんはいるの?」

 仕返しのように質問を返してやる。

「いないって言ったらどうします?」

 クスッと笑われる。

 これはまた揶揄われてるな。

「別に〜」

 くるくる包帯を晴美さんの頭に巻いていく。

「はい。出来た。ほら、寝よ?」

「瀬名さんとはどこまでしたんですか?」

「何もしてないから」

「今朝良い雰囲気でしたよね?」

「うっ」

 まだ覚えておったか。

「本当に何もしてないよ。ちょっと良い雰囲気にはなったけどさ」

 パチっと開いた晴美さんの瞳が私を見る。

「お似合いだと思いますけど」

「えっ、そうかな」

「うわキモ」

「酷くない!?」

 もう振り回されっぱなしだよ!

「ふぁあはふ」

 晴美さんが大欠伸をして自分の布団に入ってしまう。

 なんか大人として悔しいな。

 意地悪でもしてやりたい。

「ねえ、晴美さん」

「なんですか?」

 私に背を向ける晴美さん。

 油断してるな?

「一緒に寝ようよ」

「セクハラですか?」

「セクハラです」

 ゆっくりと晴美さんのお布団に潜り込む。

 いつもクールぶってるけど、流石の晴美さんも恥ずかしがるよね。

「……」

 くるっと晴美さんが私に向き直る。

「眩しいので電気消してください」

「えっ、うん」

 恥ずかしがってもくれずに命令されてしまった。

 仕方なく一度お布団から出て電気を消す。

 真っ暗になる部屋。

 夜目が効かなくて何も見えなくなる。

 しゃがんで恐る恐る手探りで布団を探す。

「こっちですよ」

「わっ!」

 手がグイッと引っ張られて包まれる。

「は、晴美さん!?」

「何驚いてるんですか? 一緒に寝ようって言ったのは羽澄さんですよ?」

「そ、そうだけど」

 晴美さんのおっぱいが私の腕を挟んでるんだよ!?

「私を誘ったんですから覚悟してくださいね?」

 暗闇に慣れた目に映ったには艶かしく微笑む晴美さんだった。

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