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第6話 口が軽い親戚に振り回されて
父にも母にも兄弟がいたから、私にはいとこが何人かいた。
けれど、そのいとこたちとも、どうしても波長が合わず、親戚の集まりで顔を合わせるのが、憂鬱だった。
父方のいとこは私より2つ年上の女の子で、どこか上から目線なところがあった。
態度も大きく、何でもベラベラと話す口の軽さもあって、私はあまり好きじゃなかった。
また、近所に住んでいたこともあり、私が小さい頃は、叔母の都合で、毎日のように家に来ることがあった。
玄関のチャイムが鳴るたびに、
「また来たのか…」
と、心の中でため息をついていた。
さらに、一時期ではあったが、小学生の頃の私は、もっと困った状況に巻き込まれた。
そのいとこが、自分の仲の良い友達まで、勝手に私の家に連れてきたことがあった。
「ここはあんたの家じゃないんだけど」
そう思いながらも本人には言えず、ただモヤモヤを抱え続けていた。
私が家で友達と遊んでいるときでさえ、いとこは当然のように、割って入ってきたこともあり、そのせいで、せっかくの楽しい時間が台無しになることも多く、私はいつも嫌な気持ちになっていたのでした。




