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灯りの記録 〜幼少期から実家を出るまでの記録 番外編〜  作者: なかみね ひまり


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第30話 騒がしい教室の中で見失いかけた灯り


学年が変わり、2年生からは、自分の興味のあるコースを選ぶ仕組みになった。



仲の良かった子たちは、みんなAIコースを志望していたが、私は特にやりたいことも見つからず、


「将来的に役に立つかもしれない」


という理由で、社会福祉コースを選んだ。



けれど、クラスが変わったことで、仲の良かった子たちと顔を合わせる機会は一気に減り、気づけば、少しずつ距離ができていった。



新しいクラスに入った初日、私は圧倒された。


教室は、陽キャ軍団の声で溢れ、笑い声が飛び交い、空気がずっとざわざわしていた。


1年の時は、クラス全体が大人しく、オタク気質の子が多かったから、ひとりでいても何も気にならなかったが、このクラスには、私と似たような性格の子がひとりもいなかった。



男女ともに陽キャばかり。


その中でひとりでいると、胸の奥に、昔の不安がフラッシュバックしてきた。


「また、男子に絡まれたらどうしよう」


「揶揄われたらどうしよう」


そんな不安が、ずっとつきまとった。



だから私は、少しでも気が休まる場所を求めて、休み時間やお昼の時間だけ、相談室に通うようになった。


そこは静かで、誰にも気を使わなくていい場所だったから、ようやく呼吸ができるようになったのでした。


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