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灯りの記録 〜幼少期から実家を出るまでの記録 番外編〜  作者: なかみね ひまり


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第24話 新しい居場所を求めて


学校へ行かなくなり、家に引き込もる生活が続いてたが、ずっと家にいると、だんだんつまらなくなっていった。



そんな時、学校の代わりに勉強ができる施設があることを知り、母と一緒に面談へ行った。


その施設には、先生が2人(男性1人・女性1人)いて、午前と午後の部に分かれ、それぞれ自分が学びたい教科を、順番に教えてもらえる仕組みだった。



女の先生は、


「まずは、身体を慣らすために、午前の部だけで大丈夫だよ」


と言ってくれた。


私は不登校ということもあり、特に同じ学校の同級生には会いたくなかったから、午前の部だけ参加することにした。



しかし、その施設に通っている人の中には、私と同じ学校の同級生や先輩もいて、正直言って、とても気まずかったから、最初の1ヶ月くらいは、誰もいない部屋で、自分のやりたい教科だけを勉強し、お昼には帰る生活を続けた。



ところが、男の先生から


「そろそろ午後の部にも参加して、みんなと交わって勉強していきましょう」


と強く促された。



だけど、私の本音としては、


「午後の部に参加すると、帰る時間が同級生と重なりそうで怖い」


「すれ違った時に、何を言われるか分からない」



そう伝えたけど、男の先生は


「ここに来ている子たちは、みんな同級生とすれ違ってるんだから」


といい、取り合ってくれなかった。


不安を抱えながらも、私は午後の部にも参加し、2週間ほど通い続けた。



しかし、男の先生は、さらにエスカレートし、


「好きな教科だけじゃなく、他の教科も勉強しなさい。あなたは、勉強したくてここに来てるんでしょ」


と、プレッシャーをかけることを言ってきた。



私は、少しでも『居場所』を感じたくて通っていたのに、その言い方が胸に刺さり、モヤっとした。


その施設では、仲の良い友達もできたが、だんだんソリが合わなくなっていった。



そしてある日、


「もう少し、相手を気遣うような言動をとれるようになれば、人間関係もうまくいくのでは?」


と、私の性格を否定するようなことを言われ、その瞬間、心がダブルで折れ、それ以降、その施設へ足を運ぶことはなくなった。



再び、家に引きこもるようになった私を見て、母は


「どうして、施設へ勉強しに行かないの?」


と責めるだけで、私の気持ちに寄り添ってくれることはなかったのでした。

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