第19話 明るく振る舞った代償
今では人見知りな私だけど、小さい頃は、
「この子と友達になりたい」
と思った相手には、自分から積極的に声をかけ、仲良くなることもあった。
けど、ある同級生の悪口がきっかけで、私は次第に消極的になっていった。
私が通ってた中学校には、保育園の頃から一緒の子が何人かいた。
その中に、私を含め、嫌いだと思った相手には、男女関係なく、露骨に攻撃してくる女がいた。
こいつとは、保育園の頃から一緒だったが、大して仲が良いわけでもなかったから、関わるたびに、不快な思いをしていた。
さらに、こいつの親戚が私の家の近くに住んでたこともあり、時々ではあったが、仕方なく一緒に帰っては、時々姉のことを話題にされ、
「姉と顔が似てる」
としつこく言われるのが、本当に嫌だった。
こいつは、都合の良い時と悪い時の差が激しく、機嫌が悪い日は、関係のない人にまで、暴言を吐くようなタイプだった。
中学生になった私は、
「少しでも友達ができたら」
と思い、勇気を振り絞って、いろんな子に積極的に声をかけていたことがあった。
けど、それが裏目に出たのか、こいつはわざと、私に聞こえるように、
「なんかあいつ、最近調子乗っててウザいんだけど」
と悪口を言い始めた。
周りの子たちもそれに同調し、私のことをジロジロ見出したり、一緒になって悪口を言ってくる子もいた。そして最後には、
「穢れるからあっち行け」
と、心をえぐるような暴言を吐いてきた。
その出来事があったせいで、私は
「仲良くなりたい」
と思う子がいても、相手に迷惑をかけたくないし、後で嫌味を言われるくらいなら、
「ひとりの方がマシだ」
と思うようになったのでした。




